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奈良監獄物語: 若かった明治日本が夢みたもの (小学館クリエイティブ単行本)

奈良監獄物語: 若かった明治日本が夢みたもの (小学館クリエイティブ単行本)

奈良監獄物語: 若かった明治日本が夢みたもの (小学館クリエイティブ単行本)

作家
磯 良一
寮美千子
出版社
小学館クリエイティブ
発売日
2019-06-18
ISBN
9784778035433
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ジャンル

奈良監獄物語: 若かった明治日本が夢みたもの (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

奈良の町を見下ろす丘に美しい刑務所があった。その赤煉瓦の建物は罪を償う人々を見守り、戦後は少年刑務所として傷ついた子どもたちの心を抱き、癒し育んできた――。『空が青いから白をえらんだのです 奈良少年刑務所詩集』の著者が、人生を再出発するための希望の場所として設計された旧奈良監獄109年の歴史を描いた物語。4年前に国の重要文化財に指定された「旧奈良監獄」には、三つの呼び名がある。明治の竣工時が「奈良監獄」、大正末期から敗戦直後までが「奈良刑務所」、そして戦後の「奈良少年刑務所」。⇒ 

2021/12/12

とよぽん

サブタイトルに「若かった明治日本が夢みたもの」とある。監獄と不平等条約の関係が分かった。治外法権の改定に向けて明治政府が最も力を入れた犯罪者の処罰と更生施設。設計は司法省の技官だった山下啓次郎。欧米8か国、30カ所以上を視察して、犯罪者の人権に配慮した監獄を設計し、受刑者たちがレンガを焼いて積んで、1908年(明治41年)に完成した。立派な建物であり、それ以上に職員や更生プログラム、地域の人々が素晴らしかった。磯 良一さんのスクラッチ・イラストレーションによる絵も見事だ。

2019/09/30

ヒラP@ehon.gohon

「奈良監獄」という言葉から、投獄とか罪人とか、ネガティブなイメージを持った自分が恥ずかしくなるほど、この施設の辿った歴史は美しさに満ち溢れていました。 監獄は罰する場所ではなくて、悔改めた受刑者たちが再出発するための場所なのだという、強い信念で存在し続けてきたその場所は、みんなに愛される場所となりました。 その変遷が美しくて気高い絵で、語られています。

2021/08/04

ののまる

奈良少年刑務所、こんなに地元に愛されていたなんて。ホテルになっても資料館を観に行こう。

2020/12/01

遠い日

寮美千子さんが、これまで描かれていたことを、「奈良監獄」自身が語るという趣向。知っていることでも、その中から絞り出すようなことばの重みが胸に迫る。犯罪者たちの更生のために、美しい刑務所を作るという気概。やがて受け継がれた、少年たちのための更生の場として、静かに役目を終えた、奈良少年刑務所。幾多の物語はきっとまだ建物の中にひっそりと息づいているような気がしてならない。

2019/09/28

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