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愛蔵版 雲出づるところ (小学館クリエイティブ単行本)

愛蔵版 雲出づるところ (小学館クリエイティブ単行本)

愛蔵版 雲出づるところ (小学館クリエイティブ単行本)

作家
土田世紀
出版社
小学館
発売日
2019-06-18
ISBN
9784778038212
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愛蔵版 雲出づるところ (小学館クリエイティブ単行本) / 感想・レビュー

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コリエル

夭折の天才土田世紀の後期代表作は、死といのちについて語られている。美女と野獣といった趣の出水と十一の夫婦に数々の試練が訪れ、彼らは何一つ報われるところが無いように見える。物語終盤、お互い以外の全てを奪われた出水は、自分は何のために生まれてきたのかと十一に慟哭するが、彼は応えられない。その答えを得たのはずっと後。虫も魚も鳥も樹もそして人も、みんな大きな命を分け合って生きているんだという宮沢賢治の詩が、出水への回答になっている。過酷な物語だが、生けるすべてのものへのエールとなっている作品。

2019/06/24

ますりん

土田作品で絶版になっていたこの作品と「未成年」が新装版で復活していたことを知り、購入。「編集王」の後くらいの作品らしい。深く傷つきながら生きてきた男女二人が黒人の捨て子を育て、また二人の間の子も授かるなか、追い打ちをかけて悲劇が次々と降りかかる、絶望と希望の物語。二人の抱えている傷も徐々に語られていく。 土田作品のマイベストは「俺節」に尽きますが、こちらも素晴らしい、「サンキュー・サンキュー」にも似た、味わい深い作品。「未成年」も読まねば。

2021/04/29

アラタ

数年ぶりに再読。まさか愛蔵版が出ているとは知らなかった。主人公二人に重たい過去背負わせるストーリーテーリングは土田先生の得意分野。不治の病に貧しい子供時代、生い立ちがそのまま社会的なヒエラルキーとなって二人を邪魔するあたりは昭和っぽい。昔読んだ時は完全なお涙頂戴ものとしてどこか冷めた目線で読了したけど、再読したら普通に泣かされた。設定からしてズルいんだよね。韓国ドラマですらもうちょい控え目だと思う。 血の繋がらない子供と家族になれるのか、これは今自分が抱えてるテーマの一つ。 なんにせよタイトルがいいな。

2021/03/22

happafunifumi

糸井重里さんのほぼ日新聞で知った作家。一話を読んでなんだか気になり、丸善の在庫情報見たが品切れだったので、翌日AMAZONで購入して読む。 ストーリーだけを追うと苦労話し不幸話しになるが、何というかリアリティが凄い。読み進めるのが途中怖いマンガ。

2019/06/16

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