読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

福島第一原発廃炉図鑑

福島第一原発廃炉図鑑

福島第一原発廃炉図鑑

作家
開沼博
竜田一人
吉川 彰浩
糸井重里
斎藤環
福山 哲郎
小泉 進次郎
萩原 慶
石井 健
出版社
太田出版
発売日
2016-06-07
ISBN
9784778315115
amazonで購入する Kindle版を購入する

あらすじ

福島について考えることは、

世界と日本の現在を考えることだ。

福島第一原発(1F=いちえふ)を考えることは、

私たちの家族や友だちの未来を考えることだ。

私たちは考えることを放棄してはならない。

だから私たちはまず調べることにした。


本書は、世界で初めて「福島第一原発廃炉の現場」の内実を正面から記録した出版物です。世界史的事件である「福島第一原発事故」の中心に入り、一般住民・民間の立場からその廃炉の現場の実態を調査するということが、事故から5年たってはじめて可能になりました。長期に渡る廃炉の作業と、一時は人が住まなくなったその周辺地域がいかなる未来に向かっていくのか。私たちは、そこに対していかなる理解と想像力をもち向き合っていくことができるのか。私たちの文明や科学技術はもちろん、言葉や文化・芸術の力、民主主義のあり方、社会的包摂の仕組みづくりが試されるのはこれからです。本書はその土台になるべく編集されました。(「はじめに」より)

福島第一原発廃炉図鑑 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

テイネハイランド

図書館本。「はじめての福島学」社会学者の開沼博/「いちえふ」漫画家の竜田一人/元東電社員の吉川彰浩による共著。3.11の津波により原発事故を起こした「いちえふ」(東電福島第一原発)の2016年での状況について、避難生活/除染/廃棄物処理の舞台となる周辺地域までを含め、「廃炉」をテーマにしてまとめた一冊。分厚い本ではあるが、初めて知る内容も数多く、大変興味深く読むことができた。開沼さんの文はところどころ「上手いこといってやった」感が鼻につくものの、第4章などを読むと、注目の論客だと認めざるを得ない。

2016/12/06

えむa

福島第一原発の廃炉の現在進行形の姿を、真摯に丁寧に提示した一冊。読みごたえあり。通常の廃炉でも大変なのに、メルトダウンしたF1は地下水対策、燃料デブリの取り出しなど困難な現実に向き合い、未知の世界に足を踏み入れなければならないが希望はある。廃棄物の完全処理までの「廃炉」について正しく捉える為の言葉がもっと広がっていかないと。情報の透明性とともに、デマや都市伝説に惑わされない受け止める側のリテラシーも大切。被災地の姿をもっと国民全体の問題とし捉えるべきと思う。加筆しながら今後も版を重ねていってほしい。

2016/09/28

臓物ちゃん

臨界事故を起こした福島第一原発についての本は多々あれど、近くのグルメスポットや釣りスポットまで紹介してるのは本書だけ!廃炉に向けて働いてる人たちの服装から何食べてるかまで解説してくれる充実した、原発問題語るならホントのガチで必読な一冊。今話題のVR技術まで活躍してたのかスゲェ。廃炉まで40年かかると言われてたけど、今の状態ならあと25年~35年なのね。震災から5年、最近もしかしたら存在しないファンタジーの場所じゃないかと思われかけてるあの場所を再認識出来て大変良かった。ガチオススメ。

2016/06/26

M

とても良い現状まとめ本。それぞれの炉の状態も、図解でとても分かりやすい。いま電源が失われた場合にプールが100度になるまでの時間とか、露出するまでの時間とか、全然知らなかったことが沢山。ワンフォーオールジャパンというサイトで、家族向けに情報開示されているのも初めて知った…。 http://www.1f-all.jp/ 正しく怖がることはとても大切よね。水俣市の市長の言葉、「放射線は確かに怖いが、事実に基づかない差別や非難中傷は悲しい行動だ。水俣病の経験を繰り返してはならない」、まさに。

2017/01/22

Kazunori Uchiyama

福島第一原発の廃炉を中心に様々な情報を明快に示している。事故以来、一般的メディアが伝えたのは、実は偏りどちらかというと悲観的、破滅的だったりで、少しの事実と多くの誤解があったようだ。この本で事故対応や廃炉状況がどういう経緯を経て、今どうなっているのか。どんな人たちが何をを日々進めているかがよく分かる。そして最新情報が伝えられていないかが分かる。原発事故や廃炉に興味や不信感がある人はまず読んでみて欲しい。難しい話を分かりにくく書いてなく漫画やイラストや多彩な構成で図鑑と呼ぶに相応しい体裁だ。

2016/08/09

感想・レビューをもっと見る