読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ

作家
雨宮処凛
出版社
太田出版
発売日
2020-07-18
ISBN
9784778317096
amazonで購入する Kindle版を購入する

相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

イトノコ

図書館本。相模原障害者殺傷事件・植松被告の裁判傍聴記。/冒頭の、「優生思想でも、なんでもない。単純な嫉妬ですよ」という言葉がストンと腑に落ちた。自己評価が低いようでいて自尊心・承認欲求が異常に高いだろう彼が施設で働くうちに「この俺がこんなに苦労しているのに…」と思うのはありそうなことだ。そして裁判の様子を読むにつけ感じるのは、思った以上に言うことが支離滅裂(彼の作ったという「新日本秩序」とやらなど)な事と、コミュニケーション能力に何らかの欠陥がありそうという事。→コメントに続く

2020/10/16

テツ

相模原のやまゆり園で起きた大量殺人事件の裁判傍聴記。どんな思想をもってもいい。どんな人生観でも価値観でもいいし、そこから他人に対するどんな評価基準を創り上げでもいい。ただそれは自らの内側だけで完結させておかなければならないし、その独りよがりな価値観で他者に対する物理的なジャッジを下す権利など誰にもない。犯人の思想信条なんてどうでもいいんだ。それを正す権利も他者であるぼくたちにはない。問題なのはそれを外の世界に向けてしまったことだけ。他者の思想信条をジャッジしてしまうのはこの事件の犯人である彼と同じだ。

2020/09/22

袖崎いたる

起業関連の書籍を読もうと思ったなかにこの一冊を入れるオレね(笑) いやでも、起業やら経営やらって考えてる人と無関連じゃないのよ。だってそういうマインドをインストールした結果、この事件の犯人は障害者を生産性がないとか考えて殺害しちゃったんだもん。犯人の「役に立ちたい」って指向性は強くてねぇ、それはたとえば記者から「最後に何か言いたいことはありますか?」と聞かれて「餃子に大葉を入れると美味しいですよ」とか言ったりするところなんかにも、そういうサービス精神が見えると思うのよね。知れば知るほど無関連じゃないわ…。

2020/11/08

Mao

殺害された甲Eさんの弟さん。被告に死刑を求めた上で「大事な一人息子に死刑をお願いしたことを、御両親にお詫びしたい」と。何回読んでも泣いてしまう。 被告の行動の元は「褒められたい」に尽きるのではないか。そして、自分の行動に対する相手の反応を読み取ることが苦手なので、間違った判断に進んでいってしまったのではないか。そこに寄り添って軌道修正してくれる人が居なかった。

2020/08/05

毒まんじゅう

障害者施設での殺傷事件の犯人の素顔に迫る。経済の考え方が人生の考え方とほぼイコールとなりがちな現代の産物であり、発展途上の福祉をそのまま反映した事件でもある。理解しようとか、原因を探ろうとか、そういうのは難しい気がした。薬物の影響もそれなりにあるのでは、と素人考えでは思われた。植松死刑囚が悪いのは勿論ですが、我々傍観者も同罪と感じる事件です。被害者の冥福をお祈りします。

2020/09/20

感想・レビューをもっと見る