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縁もゆかりもあったのだ

縁もゆかりもあったのだ

縁もゆかりもあったのだ

作家
こだま
出版社
太田出版
発売日
2021-04-23
ISBN
9784778317508
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縁もゆかりもあったのだ / 感想・レビュー

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よつば

前作「いまだ、おしまいの地」でこだまさんの文章に惹かれ本作も手に取る。『場所と記憶をめぐる、笑いと涙の紀行エッセイ』の説明通り、クスっと笑えるものから、胸が詰まる哀しいエピソードまでが丁寧な筆致で描かれている。大人になってから自分の両親と三人で様々な場所へ旅するこだまさん。良いな、羨ましいな。自分は18歳で県外へ出てしまい、両親との最後の旅行がいつだったのかすら思い出せないが、子供時代、夏は海へ、冬はスキーへ行った記憶が呼び覚まされノスタルジーに浸る事が出来た。心地良くてどこかホッとするこだま節が好きだ。

2021/06/01

シャコタンブルー

初読み作家。最初のエッセイ「京都を知っていた」を読んで、ある種の衝撃を受けあっと言う間に全編を読破。詩情豊かで、ユーモアもあり、哀愁も漂う。さくらももこさんのエッセイを読んだ後のようにホンワカとしながらも心に残る名エッセイだと思う。夕張メロンをひたすら食べるシーンや母親の京都タワーの鏡では笑った。新婚旅行のロンドンのホランドパークでの半日寝て過ごす場面では、そんな旅が一番贅沢で思い出になると思えた。旅の奥深さと心の平安を感じた。この作者とは縁もゆかりも感じたので他の作品も読みたいし、追いかけたい。

2021/06/13

まひる

こだまさん、パワーアップしてる!今回は旅行がきっかけのエッセイ。本を書くようになって、出かけるようになり、避けていた両親と旅行まで行くまでに変化したこだまさん。私にも少し同じ要素があって、共感してしまう。決して旅行の楽しい話ではないところが、こだまさんらしくてよい。

2021/06/01

あーびん

初めてのはずの京都は初めてじゃなかった。知らないはずの人や場所が自分の記憶の中で、偶然のめぐり合わせで、つながっていく。コロナ以前の旅のとりとめもない話が心にじんわりと沁みる。こだまさんは北海道在住なんですね。札幌市民にはおなじみの藻岩山が見える某大型書店が出てきます。

2021/06/26

主に旅の話をするも、こだま節とでもいうところは健在で面白い。旅は行った者が楽しかったものを楽しめば良いのだ。そして、彼女の住んだ足取りがほぼ推測できたのも密かな喜びでもあった。それのひとつは筆者も住んだことがある街で、ほかも仕事に通ったはずのところ。こういう風にさらりと書く人があの辺に正体を隠して住んでいると思うと、ちょっと嬉しい。表紙が明るいのは、旦那へカミングアウトの日が近いのか?いや、あのデビュー作だからなあ。

2021/07/02

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