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宗教2世

宗教2世

宗教2世

作家
荻上チキ
出版社
太田出版
発売日
2022-11-23
ISBN
9784778318338
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宗教2世 / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

【他者や子どもの「信じない自由」を奪わないでほしい】様々な立場の専門家が集結し、TBSラジオ放送時、大反響を巻き起こした「荻上チキ・Session」の特集「シリーズ・宗教2世」を中心に大幅な増補を加えた、当事者たちのリアルが多角的に描かれた書。編者は書く。<多様な当事者の体験に触れていくと、「宗教2世」の問題は必ずしも、旧統一教会の信者の周りのみで起こるとは限らないことがわかる。伝統宗教であれ新興宗教であれ、「家の宗教」あるいは「親の宗教」によって人生を左右されたという経験を味わった者は少なくない>と。⇒

2023/07/09

ヒヨドリスキ

重かった~。荻上さんのラジオでのトークやメール紹介等を主に、2世のインタビュー、洗脳的な教義や暴力、外からの偏見、家族との折り合い、脱会後の受け皿等々の濃い内容。一番怖かったのは宗教の旧態依然とした家庭や性に関する価値観を守るために同性愛やLGBTに対する法律を通さないように例えば公的な委員に潜り込んだり、罵詈雑言のチラシ配ったりとする手法にゾッとしたわ。よく名前の出る山谷議員の突っ走りが怖い。聞き取り調査も含めた資料が幅広くて細かい聞き取りがびっしり(字も小さくて)正直そこは全部読みきれなかった~。

2023/06/23

noko

安倍氏の事件後TVで沢山取り上げられていたが、最近あまりやらなくなった。しかし困っている人が現時点でもいる。脱会する人がどれ位の期間が掛かるかは、入信していた時間とほぼ同じ。心の脱会が大変。現時点で行政で頼れる所はない。旧統一教や自民党が家庭教育が大事と言い家族に教育を負担させ、責任も取らせる政治的な動きがあるが子供に良くない。親でも子が辛いなら離れること。宗教ショッピングをする人も。本当の人生を与えて欲しいという想いで次々と重い宗教に渡り歩く人もいる。二世がどんな声かけや行動を強いられているかわかる本。

2023/08/09

雪彦

内容も濃かったし、凄いボリュームだった。どっしり。宗教2世当事者として、フラッシュバックするのではと怖くて手を出せずにいたが、やはり読んで良かった。 特に、ジェンダーとセクシュアリティに関する政策に宗教右派がどう関与してきたかを紐解く章では、いろんなことが答え合わせされていく感覚があった。 当事者でない同僚に話したら、読みたいと言ってもらえて嬉しい。明日会社に持って行く。

2023/02/07

iqo720

身近に感じなかったのは私が鈍感なだけだったのだろうと教えてくれた。今までに出会った友人の中にもきっと悩んでいた人はいたはず。そんなことを考えるきっかけとなった。チキラボの声が生々しく読んでいて胸が痛くなってくる。外野はなんとでも言えるから恐ろしい。もっと寛容な世界になりますように。

2023/03/19

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