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8月のソーダ水

8月のソーダ水

8月のソーダ水

作家
コマツシンヤ
出版社
太田出版
発売日
2013-05-16
ISBN
9784778321895
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8月のソーダ水 / 感想・レビュー

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シナモン

寝る前にゆるく冷房のかかった部屋でペラペラ眺めると気持ち良く眠れました。青を基調としたフルカラーのファンタジーな物語はタイトル同様どこまでも爽やかで昼間の暑さを忘れさせてくれるよう。癒されました。ガラスのバイオリンを弾くリサちゃんがとても可愛いです。腕前はともかくとして(笑) ちょっとお高いけど、買って良かったと思える一冊でした。

2021/07/26

へくとぱすかる

水色の町の美しさが8月によく似合う。淡い色彩の爽やかさは、ギリシャあたりの、すごいコントラストの風景とはまた違って、心が落ち着くようだ。日本のどこかにあってほしいなぁ、と本気で思う。オールカラーのコミックって、ぜいたくかもしれないけど、すごく楽しい。ラムネ、海辺の風、貝がら、灯台。リサちゃんや、もな子ちゃんの町は、いつも8月なのかな。町全体が夏の思い出そのもののよう。一度でいいから、あんなレトロな電車に乗って、まどろみ島まで行ってみたいよね。

2021/08/20

mocha

海、空、ラムネのビー玉、シーグラス・・きれいな青で彩られた優しくファンタジックな世界。歩く灯台のお話が特に好きだった。併録の「うわのそらが丘」もとてもかわいらしい。絵もストーリーもきっちりカッチリしてなくて、すうっと胸に染み込むような気持いい本。心を鎮めたいときの、とっておきの青。

2020/06/18

あじ

ソーダ色の空の下、気泡が“しゅるるっー”と集まってきて“ぱちん”と、私の耳元で弾けた。ここは近いようで遠いどこかの国。海辺に暮らす女の子が体験した、摩訶不思議なお話がかわいい漫画仕立てで語られる。「うたた寝貝」が投影する陽炎のような幻、「灯台さん」とのっしのっしと散歩に出掛けたり、雨雲が作るラムネをご馳走になったり。やさしい炭酸で胸いっぱい、わくわくするお話ばかり。私の住む街もソーダ色に染まらないかな。思いついた!ソーダ色の水中メガネで潜ればいいのだ。

2016/08/21

ばう

★★★★ウン10年も生きてきて最近気づいたのですが(遅すぎ)私は実は水色好きなのです。財布も眼鏡ケースも、ハンカチも洋服も箸箱も何でもかんでも選ぶ物全て水色と言っても過言ではありません。そんな私にぴったりの1冊を読友さんのレビューで発見しました!全編水色の世界のこの漫画は正に私の為の一冊です。海辺の街に住む女の子の周りはいつも不思議がいっぱい。爽やかで夢のような世界が描かれています。もう夏が終わってしまったけれどこれは毎年夏に読み返したいな。大切な一冊が出来ました。

2015/09/20

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