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春風のスネグラチカ (F COMICS)

春風のスネグラチカ (F COMICS)

春風のスネグラチカ (F COMICS)

作家
沙村広明
出版社
太田出版
発売日
2014-07-10
ISBN
9784778322342
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春風のスネグラチカ (F COMICS) / 感想・レビュー

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mt.gucti

後半にかけての盛り上がりが凄い。殺されそうで危うくて、心配だったけど、黄門様ご一行はやはり無敵。史実を知らないとかえってリアリティーがあって、かなり印象的でした。

2016/07/03

ちゃりんこママ

革命期のロシア、ロマノフ王家の謎がテーマらしい壮大なドラマ。両足義足の姉と片眼の弟の行く末を追う。宿命を身体の欠損として描き、意志貫徹の為なら拘束感や性的な屈辱にも耐え、知性と判断力を失わない。それが人としての「尊厳」だと、作者のメッセージを受け取る事にしよう。ただ「ハーレーの馬車」でも感じた事だが、痛々しい少女の描き方には作者のフェティシズムを感じる。露悪的に自分の才能で読者を翻弄したいらしい。性交渉が度重なって相手に情が移る…この作品では止めて欲しかったかな。

2014/08/28

gelatin

★★★★(★) 帝政ロシア崩壊の頃の史実を上手い具合にフィクションとからめてあって面白〜い!この、くそかっこいい(失礼)表紙に象徴されるように沙村広明の絵の渋さが際立つ一冊。美少女を美少女として、おっさんをおっさんとしてきちんと描ける漫画家は貴重だ。最後の人物紹介、あとがきも面白かったのでぜひ。おじツン。

2014/07/20

眠る山猫屋

ブラッドハーレーを連想していたので、手を出しあぐねていたのだが、失敗でした。こんなに興味深く面白いとは!!主人公がビエールカから次第にシシェノークに代わる展開にも驚かされたけれど、一番驚かされたのはミハルコフさん、あんたにだよ!こんなツンデレ、嫌いになれる訳がない(苦笑)他にもビエールカの御父様とか女性テロリストさんたちとか、ロシア変動期って興味深い人物たちが沢山いたんだなぁ。そして沙村さん、なんて素敵な幕引きなんだろう。

2015/03/13

絹恵

彼女は誰よりも強くあろうとしているのに、誰よりも救いを求める目をしていました。 彼と彼女は互いの命を自分の命として捧げ合うことで自身の必要性を求めるという残酷さを受け入れて、軛からの解放を探そうとしたのだと思いました。冬の世界を残像を胸に、凍らせた感情が溢れて春をみることが出来て良かったです。

2014/08/08

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