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前略、高座から--。 柳家三三

前略、高座から--。 柳家三三

前略、高座から--。 柳家三三

作家
柳家三三
出版社
三栄書房
発売日
2020-11-24
ISBN
9784779642609
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前略、高座から--。 柳家三三 / 感想・レビュー

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ケイ

『男の隠れ家』でのこれまでの三三さんの連載をまとめたもの。5年くらい前からつい最近のものまで。コロナ禍に入ってからのものもある。図書館でまとめ読みしたりしてたけど、2月からはそれもままならず…だったので、嬉しいな。今まで高座でまくらで話されてた事が多く、知ってるもん!というら気持ち半分の読書。ちょい厳しいことを言うと、これ、三三さんを聴かない人が読んで面白いのかな。高座のまくらなら、誰でも笑える話なのに、文章になるとちょい優等生ズラが出ちゃってるかも。でも、愛してます。噺すと、ほんと、いいおとこ。

2020/12/02

Willie the Wildcat

捻りを効かして、世の中のマイナスを笑いに転換。肩肘張らず読める文体。見習いたいものだ。さて本題。物理的なコオロギ、シュールな戦隊ヒーロー、”認識されず”チケット購入?!など、思わず吹き出すネタ満載。迎えた〆が立ちション也。地下鉄車内での小噺かぁ。その場で聞き耳を立てたかった。一方、自分の体験を重ねたのが『また最初からやって』と、『噺家のそばあるある?』。特に前者はビジネスでも要注意。なお、根本氏のイラストはとても風情もアリ、本著にぴったり。含め、6年間分の執筆のご苦労をタップリ堪能させて頂きました。御礼。

2022/04/10

ミサ

率直だけど、柔らかいお人柄が出る文体で温かい印象のエッセイ。三三さんの事、落語界の事、日々のささやかな事が綴られて、落語ファンじゃなくても楽しめそう。「耳障りがいい」ではなく「耳あたりがいい」って表現する所、さすが言葉のプロ!改めて大好きな噺家さん!そして、明日2/13は神戸で三三さん(さんざさん)の独演会なのだ〜。楽しみ!!

2021/02/12

べあべあ

楽しく拝読しました。小田原=静岡県?説は私も身に覚えあり。街の雰囲気が横浜・川崎、というよりなんか静岡なんですよね。高座の三三師匠が年配に見える、というのも分かる!。着物のせいというより、江戸弁があまりに達者すぎて若手に見えないんすよ。白鳥師匠との会で新作を作られた件、この会見れたので楽しく思い出しました。三三さんが白鳥さんに教えを乞うたというカオス。芝の浜で革の財布ではなくパンダを拾うというぶっ飛んだお莫迦な話なのですが、あの語り口なのですこぶる説得力があって、なんか困惑しちゃいました(笑)。

2023/03/13

大茶会

「月例三三独演」の開演を待つ客席にて、ちょうど、読み終えた。▼とある落語家のエッセイ集がゴーストライターによるものだと知ってから、この種の本には手を出さないようにしてきた。でも、おそらく、この本は三三師ご本人による著作だろうと、思う(というか、そう思いたい)。▼まくらで聞いたことのあるエピソードもあり、初めて知るエピソードもあり。10年間ほども三三師の独演会に通っている私のような者にとっては、うれしい1冊。

2021/02/11

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