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加藤周一、米原万里と行くチェコの旅

加藤周一、米原万里と行くチェコの旅

加藤周一、米原万里と行くチェコの旅

作家
小森陽一
金平茂紀
辛淑玉
出版社
かもがわ出版
発売日
2019-03-27
ISBN
9784780310139
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加藤周一、米原万里と行くチェコの旅 / 感想・レビュー

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Nobuko Hashimoto

小森陽一・金平茂紀両氏とウィーンとチェコを回る団体ツアーでの対談(鼎談)記録。辛淑玉氏は途中から加わる。タイトルにある加藤・米原氏(どちらも故人)は思い出話として登場。対談本にありがちだが、話し手は共通の経験や認識をもとにその場の流れで話すが、聞く側や読者にはややまとまりが悪く感じるところも。とはいえ、単なる名所案内ではなく、チェコの歴史をたどりながら日本社会の考察や批判を展開していて刺激的。加藤氏や米原氏が出てこない後半の方がむしろ面白かった。とりわけテレジン強制収容所見学後の辛淑玉氏の発言は重く響く。

2020/03/10

sonettch

「ソ連は民族の独自性を重視する国で、各共和国の昔話が標準語のロシア語でたくさん出版されていました」(p.103)←これは興味深い。この本の中ではいろいろな本が紹介されており、どれも読んでみたくなった。チェコという国を知ることができるとてもいい本。チェコスロヴァキア共和国の初代大統領になったマサリクという人に興味を持った。それにしても Amazon の星ひとつのレビューが頭悪すぎて残念すぎる…。

2019/04/27

ソバージュ

図書館本。タイトルだけで予約したので、2人が同行するでもなく紀行文って訳でもないので肩透かしを食らった感はあり。オーストリア、チェコツアーは存在したようだが、主に3人による加藤・米原の接点、チェコの歴史を含む、政治、沖縄や差別・教育問題等の会話から成る。話が飛ぶので読みづらくはあったが、読後としては興味深いものでした。

2023/04/18

cof

チェコ旅行に行く前にガイドブックをネットで探していて発見。米原万里が好きなのでよく見ずに取り寄せてしまったが、お二人は出てこず、縁のある人々がチェコを旅しながら語る本で、勝手に拍子抜けした。ただ、話の内容は自分の興味のある事が多かった。歴史の説明が多く、どうにもそういう文章が苦手な自分は、読むのにだいぶ時間がかかってしまったが、後半の辛さんのお話などはとても興味深く読んだ。米原さんの話を読むと、いつも「今生きていたらどんな事を言ってくれたろう」と思う。でももういないので、自分がしっかり考えなくては。

2020/03/19

桃番石榴

中身は興味深いが、タイトルを読んで万里さんが全編出てくる旅行記かと思ったら違った。

2019/07/07

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