KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ファウスト

ファウスト

ファウスト

作家
ゲーテ
Goethe
小西 悟
出版社
本の泉社
発売日
2009-04-01
ISBN
9784780703955
amazonで購入する

ファウスト / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

maimai

我らは希望を生み出す可能性を持って生まれてきた...人生を研究に費やしてきた博士が人生に絶望して自殺しようとした所、悪魔と出会いこの世の心理を求めて若返り人生をやり直していく...最終的に行き着いた答えはこの宇宙は孤独であること、自分たちは孤独をまぎらわすために人との繋がりを求めること、そして不安をかきけす光を求めて自分たちは生きていること。生きている限り不安や悩みは尽きることはないけれど、それでも自分たちは光を求めて歩いていく、誰もが希望を叶える可能性がある。そう勇気づけられる本でした。

2015/12/02

山口透析鉄

家にあった世界文学全集の1冊で、1日で読みました。 この方の訳だったかどうかは分かりませんが、けっこう丁寧な注釈はありましたね。基本、戯曲の形式で韻文ですので、読みやすかったですね。 悪魔との契約、星新一氏のショートショート等にも出てきますが、大元はこういうところですよね。 ゲーテは割と綺麗な形でこの作品を完結させられましたが、20世紀以降とかでは、これはもう難しかったでしょうね。 通貨経済システムの批判とかは今でも有効でしょうが、手塚治虫さんもネオファウト、完結させられたかどうか、難しかったでしょうね。

1986/12/06

→0!P!

ファウスト再読。 この翻訳版はとても読みやすかった。 章ごとに、全体の中での位置付けの説明書きが付されていて、大変わかりやすかった。

2021/10/24

このこねこ@年間500冊の乱読家

☆2 ゲーテの戯曲ファウストってこんな話なんだ、というのがわかりました。 文章にするといまいちわかり辛いので、やはり演劇で観る必要があるのでしょうね。 ギリシア神話やトロイア戦争を描いた『イーリアス』を知っているとより楽しめそうです。

2019/10/06

kakyuteki

訳者によってかなりニュアンスの異なる部分があると聞いていたので他の訳と併読しようとしたのだがめちゃくちゃ面白く文が美麗で一気に読み終えてしまった。時代が変わっても人間が悩むことはなにも変わらない。ただ一部現代の読者には注釈なしではわかりづらいパート(2回あるワルプルギスの夜)もあり、そこだけはやや耐えることになると思う。原文に触れられない身での所感になるが、第一部を相良、小池、高橋義孝訳と併読した中では個人的にこの訳が一番おすすめ。二十歳の頃からずっとこの作品に思い入れがある訳者だからこその熱意を感じる。

2021/06/23

感想・レビューをもっと見る