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百年の憂鬱

百年の憂鬱

百年の憂鬱

作家
伏見憲明
出版社
ポット出版
発売日
2012-07-31
ISBN
9784780801842
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百年の憂鬱 / 感想・レビュー

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いちの

ストーリー展開は分かるような分からないような話でしたが、文章を書くのがとても上手だと思いました。ユアンの独特な言葉選びや、綺麗にまとめすぎたレポートなど、それを見た/聞いた主人公がどう感じたか、よく伝わってきます。ただ主人公があまりにも自分勝手で、少しだけ嫌な気持ちになりました。コメント欄に2つ気に入った部分を引用します。

2022/08/05

ジョバンニ

生きることの苦しみとか、歳を重ねる寂しさとか、じっくり考えずにはいられない。過去は変えられないけど、未来を変えるのも簡単ではないんだなあ。ほんと人間って不思議な生き物だ…。

2015/03/15

Ti:nə

『さようなら、オレンジ』を読んだ後だったこともあり、日本社会で生きるハーフの若いゲイの苦しみは、想像するだけで胸が痛い。人間関係とは、恋愛とは…、つねに人のぬくもりを感じる小説。みんなにおススメ。

2014/01/20

あまりりす

すごく良かった。これぞ恋愛小説!といった感じがしました。重苦しく、切ない。最後のやり取りがまた、たまらなかったなぁ。私には絶対に理解し得ない世界の話であるはずなのに、深いところに刺さって共感できる感じ。松川翁の昔語りも楽しめました。セクシャルマイノリティとして生きるというのがどういう事なのか、私には想像もできないけれど、せめて偏見は持たないようにと改めて思いました。面白かったです!

2013/03/08

くっく

47歳と20歳の男同士の恋の物語。前者の一人称語りのため、なかなか中年主人公の振りかざすエゴイズムに共感しづらかった。とはいえ、夫婦を超えたパートナーシップとはどんなものなのか、深く考えさせられた。

2012/08/15

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