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惑いの森 ~50ストーリーズ~

惑いの森 ~50ストーリーズ~

惑いの森 ~50ストーリーズ~

作家
中村文則
松倉香子
出版社
イースト・プレス
発売日
2012-09-21
ISBN
9784781608648
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惑いの森 ~50ストーリーズ~ / 感想・レビュー

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starbro

中村文則全作品読破プロジェクト。今回は「惑いの森 ~50ストーリーズ~」です。これで12/16。暗闇から重くクセのあるボールが50球投げ込まれて来るイメージでしょうか?どれもジャストミートできませんが、ショート・ストーリーズという新しい試みでもあり、どの作品も楽しめます。特に12番目の「雨」が印象に残りました。シュールなイラストも文章とマッチして良い味を醸し出しています。

2015/05/22

けい

中村さんの作品は初読み。50のどこかに繋がりをもつストーリーがショートショートで掲載されています。挿絵があったり、一部にカラーを使ったりとかなりつくりのこった本です。文章量的には少ないので一気に読めてしまえるのですが、世界観をきっちり抑えたければ精読がおススメ。筆者自身を登場人物とするNの題名が付くシリーズは中村さんの本音?って思いながら読みました。ゆっくりと脳内を「惑いの森」に導いてくれる作品でした。

2014/02/28

Åκ

難解なパートもありますが、中村さんの独特な世界観は満載で、知らず知らず、引き込まれてしまいます。多分、共感出来るのは少数派なのかもしれませんが、気が付けば、蟻地獄の様に、中村ワールドに捕まってしまっています。蜘蛛に食べられるのも悪ないかと…

2016/08/22

とら

どこか連鎖している、50のショートショート。こう言う、カラーイラストが所々に付いている作品は、単行本で読みたくなる。手元に置いておきたくなる。中々ショートショートは途中で飽きる事が多いのだが、この作品は全然飽きず、むしろ一気読みしてしまった。もう少しじっくり読んで世界観を堪能しても良い位である。そしてこの作品群の中で、正直一番中村さんが本心から思っている事を描いているのは、Nシリーズだと思う。いつもとは違う目線・タッチ。何となくエッセイ風味で、とても面白かった。更に中村文則と言う作家・人間が好きになった。

2014/02/14

財布にジャック

久々の国立国会図書館にて読了しました。短いお話が沢山詰まっていて、一つ一つがかなり短いので、すらすらと読めました。しかし、中村さん初読みなんですが、これから読んだらまずかったのかもとちょっぴり後悔しました。惑わされて迷子になってしまいそうな内容の短編集なので、中村さんってどんな作家さんなのかがつかみきれないまま終わってしまいました。嫌な話も怖い話もちょっと良い話も面白い話もごちゃまぜで頭の中がぐるぐるして、なんとも不思議な本でした。

2012/12/05

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