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さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

作家
永田カビ
出版社
イースト・プレス
発売日
2016-06-17
ISBN
9784781614427
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どうして過去の私的な体験を書かねばならないのか。『レズ風俗』著者・永田カビさんが、書くことは生きることだと教えてくれた【読書日記11冊目】

2019年7月某日

 青い小さな箱の中で、黙々と文字を書く。大阪は谷町六丁目の「ことばを食べるカフェ みずうみ」という、壁一面真っ青なスペースで展示をすることにした。でも仕事にかまけて全く準備ができず、展示当日の今日になって準備をしているというわけ。だから、展示と銘打つには恥ずかしいクオリティだけれど、何回も失敗して恥をかけばいいのだと開き直った。冷房のリモコンを見つけられず、じんわり汗をかく。暑いし、焦っている。もうすぐオープンの13時。

 ただし、焦っているのは今日に限ったことではない。今月は展示のほかにもお洋服づくりも進めていて、本業の執筆も1カ月で60本承った。周りの人たちに「最近楽しそうだね」「イキイキしているね」「やりたいことをやれていていいね」と言われるし、楽しくはあるのだけど先行きが本当に不安だ。理由はわかっている。気づかないフリをしている。

 13時になっても人は来ず、「みずうみ」のオーナーさんと一緒におしゃべりをしているうちに人がパラパラと来てくれた。4人座ればぎゅうぎゅうというくらいの小さなスペースに、人が入れ替わり立ち替わり来…

2019/11/11

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「性別がない」ってどういうこと? 漫画で学ぶLGBTまとめ

 LGBTという言葉が定着してきている。L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシャル、T=トランスジェンダーという言葉の定義は知っていても、具体的な個人に触れる機会がなかったという人も多いのではないだろうか。「どう生きて、誰を愛するか」というテーマは性の範囲にとどまらず普遍的なもの。まずはマンガで理解を深めていきたい。

このまとめ記事の目次 ・IS(アイエス) ・性別が、ない! ・ぼくたちLGBT ・弟の夫 ・ぼくのほんとうの話 ・ぼくらのへんたい ・女どうしで子どもを産むことにしました ・男装女子と女装男子が結婚しました。 ・さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ ・すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。

■IS(インターセクシャル)は2000人にひとり。 “私たち”を知ってください

『IS(アイエス)』(六花チヨ/講談社)

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2018/9/28

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さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ / 感想・レビュー

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海猫

私は男性だしレズ風俗に行くこともありえないけれど、たいへん共感できる内容で面白かった。というかタイトルで興味本位で読んでみたら著者の心の遍歴メインの内容。よくある女性が自分の性体験を赤裸々に自慢気に語る本ではない。赤裸々に描かれるのはあくまでも精神的なもので、微妙なニュアンスが適確に伝わってきて感心もするし、頭でも理解できる。過去の余裕のない自分を、現在の著者が冷静に観察して描いてる点に不思議な安心があった。絵といい、語り口といい洗練されてますね。これは著者の心がいろいろと整理されてるからでしょうなー。

2016/07/09

yasu_0215

テレビ番組でのカズレーザーさんの書評に影響を受け、読んでみました。 作者のメンタルな病の状況を実感として理解することは出来ませんが、彼女の抱えている苦しみは少し解る気がします。同じような悩みを持っている人にとっては、何らかの道先を示してくれる1冊となると感じます。彼女の周りに現れる人々(面接の担当官であったり、お店のお相手であったり)の心優しさがとても印象に残りました。

2016/11/13

ふぅわん

【人生史。とても心が痛い】とても頑張り屋、真面目な人なんだろうなぁ。。なんか似てる部分ないか…わたし。著者の生き苦しさをリアルに書いてある。エロじゃないマンガ本。心の整理整頓も兼ねて自分のことをさらけ出して自分の内面までも赤裸々に書いてある。すごいかも。人は誰でも自分にない、また自分の知らない部分を知りたくなる生き物。心もさらけ出して過ごせる相手とは、それはきっと好きな人にしかできないよね。著者が抱きしめて欲しくなる気持ち、よくわかるわ。乗り越えてきた著者!いま、著者は幸せに過ごせてる!そう思います。

2019/09/22

まさきち

なかなかにこじらせてるなとの印象のルポ漫画。そのこじらせの原因が母親の育て方というか支配なのか、いずれにしても、カビさんが男女問わず人とのコミュニケーションが取れるようになれればいいばと思いながらの読了です。

2020/05/13

ホッパー

エッセイ漫画。よくできている良い作品。前半なんて辛い人生なんだ、、と不安になるけれど、良い方向に向かってくれて一安心。

2022/02/03

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