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反知性主義と新宗教 (イースト新書)

反知性主義と新宗教 (イースト新書)

反知性主義と新宗教 (イースト新書)

作家
島田裕巳
出版社
イースト・プレス
発売日
2017-02-10
ISBN
9784781650814
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あらすじ

「日本的反知性主義の系譜」を説き明かす

アメリカのキリスト教が生み出した「反知性主義」は、ついには
トランプ大統領を誕生させ、その潮流の勢いを再確認させた。
この言葉はポピュリズムに近い意味合いで使われることもあるが、
本来は「知性」や「知的な権威」に異を唱え、誰しもが持っている「知能」を
信頼する考え方をさす。
キリスト教が多くに広まらなかった日本でそれらを体現したのは、
創価学会などの新宗教であり、それはやがて政治や経営の中にも浸透していった。
いま、日本社会に顕著な思想の実体を宗教学者・島田裕巳が徹底解剖する。

反知性主義と新宗教 (イースト新書) / 感想・レビュー

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そうたそ@吉

★★☆☆☆ 「反知性主義」という観点から宗教を語る一冊。最後までのりきれなかったのは、本書でのメイントピックである「反知性主義」というものに個人的にいまいち興味を感じきれないままであったからだろう。宗教好き(信仰心厚い人を示しているわけではない)におすすめな内容である一方、そうでない人が手にとっても恐らくつまらない一冊であろう。「反知性主義」についてトランプを持ち出して考察するところが一番おもしろかったかな。

2017/07/16

ホシ

相変わらず島田氏の冷めた文章。読後の今は、他人から欠点を指摘され、でも、それが的を射ている時の気分。本書は伝統宗教を含む全ての教団、そして、松◯政◯塾やト◯タからは反感を買うだろう。でも、島田氏の主張も一理ある。「知性ではなく、知能や霊性の重視」これが島田氏が主張する「反知性主義」であり、現在、世間に膾炙している反知性主義の理解は、社会にある対立を際立たせるだけと警鐘を鳴らす。まぁ、ごもっともなんだけど…。特定の信仰を持たず、宗教に関心がある方にオススメです。

2017/04/04

お茶

近代日本の新宗教を、「反知性主義」本来の定義を基準として解釈した本。なので取りあげた諸宗派がすべて何らかの程度「反知性主義」の性質を持つことになる。確かに権威としての伝統宗教思想に対抗する新宗教が反知性主義を帯びるのは、成り立ちから当然といえる。知性的な権威へのカウンターカルチャーという性質からは、当然反知性主義はポピュリズムと親和性を持つわけで、トランプが福音派に支持されたのもうなずける。日本会議と安倍の関係もそうか。分析対象を広げ過ぎて散漫になっているのが残念。

2017/03/15

Teslx

久々の新書。宗教的なものに惹かれやすい私には、反知性主義の傾向があるらしい、そんなことを考えていたら見つけた。しかし本書での「反知性主義」の用法は、私が思っていた用法と異なった。本来の反知性主義(言葉の源流たる本『アメリカの反知性主義』での用法)は、知性の欠如を指さない、という。知性や知的な権威を信頼せず、学業・読書・思索等より、知能や実践を信頼する態度を指す。宗教は、信仰や霊性を知性より重んじるため、反知性主義。また反知性主義は、大衆だけでなく、知性主義に限界を感じる人々も、惹きつけてゆく。

2019/01/20

てっちゃん

知性と知能を区別することで、反知性主義とは何かが見えてくる。日本の反知性主義を読み解く良書だ。

2017/03/06

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