カレーライス進化論 (イースト新書Q)
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「カレーライス進化論 (イースト新書Q)」のおすすめレビュー
日本人が愛してやまない国民食「カレーライス」は海外にどう進出した? 水野仁輔のカレーライス進化論!
『カレーライス進化論』(イースト・プレス)
スパイシーな香り、野菜や肉が入った茶色いなめらかなルウ、きらめく銀シャリご飯――詳細は違うかもしれないが、多くの日本人が抱く「カレーライス」の姿だろう。
カレーはインドで生まれ、イギリスを経由して150年ほど前に日本にやってきたが、日本では「カレーライス」として独自の進化を遂げた食べ物になった。その現状は、歌舞伎などの伝統芸能やアニメのようなサブカルチャーに引けを取らないレベルだが、スゴさに気づいていない日本人は多い、と著者は言う。
『カレーライス進化論』(イースト・プレス)の著者・水野仁輔さんは、AIR SPICE代表。スパイス&カレーの専門家として、日本全国各地のイベントに出張して、ライブクッキングや「カレーの学校」の講師をするなど、幅広く活躍している。この17年に40冊以上のカレーに関する本を出版してきた。
本書は、海外における「カレーライス」の現状、日本におけるカレーの歴史、こだわってきた作り方のポイント、おいしさの構造分析、未来につながるアイディアまで、「カレーライス」の魅力を語りつくした一冊…
2017/6/12
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カレーライス進化論 (イースト新書Q) / 感想・レビュー
マエダ
カレーをあまり意識はないが確かに食べている。日本のソールフードとしては寿司や天婦羅よりもラーメンに近いのではないかと思う、安価で手軽に食べらりるイメージのカレーだが奥は深い。ハウス食品やココイチ、ゴーゴーカレーの世界視野に驚きながらちょっとカレーを意識してしまう一冊。
2017/08/20
こうちゃ
☆3 インド、イギリスを経て日本にたどり着いてから150年。独自の進化を遂げ、今や日本オリジナルの料理になっているカレーライス。カレー150年の歴史から、世界で日本人だけがこだわっているカレー作りの7つのポイント、カレーのおいしさの構造分析まで、カレーライスの未来につながるアイデアを、カレースター・水野仁輔が大放出した一冊。第3章 カレー粉、カレールウの誕生の[家カレーの悲しい思い出]に共感する人は多いんだろうな。
2017/07/10
izw
カレーに関する本は、時々読みたくなる。著者は東京オリンピック開催決定を見て、海外の人にもっとカレーの魅力を伝えたいという思いに駆られた。ジャパニーズカレーが世界に広がりつつあるらしい。カツカレーが人気のゴーゴーカレーのニューヨーク進出から話が始まる。ココイチは時々行くけど、世界最大のカレーライスレストランのチェーン店、1週間で151万4026食のカレーを販売、でギネス登録されているとは知らなかった。国内に1296店舗、海外に161店舗あるあらしい。すし、ラーメンの次はカレーが世界を席巻するか。
2017/07/23
DEE
自分は一週間三食カレーでも構わないくらいカレー好きなので、なんとなく手に取った一冊。著者のカレー愛が熱すぎるが、内容はそれほど… ココイチ創業者の「うちは、よそより美味しいと言ったことは一度もない」の深い言葉が印象的。あえてコアなファンを作らず広く浅くに徹した結果が国内カレーチェーン最大手ということだろう。 それはともかく、職場の近くに自分の舌に合う本格的インドカレー屋を発見して、自分の今のカレー生活はわりと充実している。
2019/10/12
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
プラットフォームフードという考えがお初。日本人て定型化、様式美ってのに弱いから、ぴったりだったのかもしれませんね、カレーライス。冒頭のオリンピックのくだり、何につながるのかとwktk(死語?)で読み進めましたが、ちょっと肩透かし。カレーは進化というより変化はし続けているのだろうけど、大多数の人が思うところの「カレーライス」というものが完成した時点で、カレーライスそのものは変わっていないのでは、と思いますた。
2017/06/21
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