続・田村隆一詩集 (現代詩文庫)
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続・田村隆一詩集 (現代詩文庫) / 感想・レビュー
misui
かつて時代精神を鋭く歌った詩人は、それを内面化しつつも主題的には退けて、個人の経験の場に夢を見出そうとする。事物への接近、より具体的なものへ。「眼に見えないものは/存在しないのだ//五感が命じるままに/ためしに歩いて行ってごらん/針の穴のように小さくなったきみの瞳孔が/きみの沈黙をまるごと受けいれてくれる/どこにもない場所なのだ」(「ある種類の瞳孔」)これは時代精神という全体性への批判でもある。また、年齢を重ねて来し方を振り返ることも多くなった。書法の面では翻訳文からの影響があるように思う。
2014/04/15
sk
どんどん生活化・脱音楽化されていく。
2010/08/03
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『死語』『誤解』あたりの田村が一番好きな田村です。
2020/03/25
あかふく
刻まれているだけのものなのに意味がうまれてくる。音でしかないのに意味がある。
2012/11/30
佐々木雅弥
肌に合ったので続刊を求めた。特に好い一遍があったのを覚えているが、詳細はもう遠い。
2012/01/14
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