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ロンメル進軍: リチャ-ド・ブロ-ティガン詩集

ロンメル進軍: リチャ-ド・ブロ-ティガン詩集

ロンメル進軍: リチャ-ド・ブロ-ティガン詩集

作家
リチャード・ブローティガン
高橋源一郎
出版社
思潮社
発売日
1991-11-01
ISBN
9784783724223
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ロンメル進軍: リチャ-ド・ブロ-ティガン詩集 / 感想・レビュー

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えりか

なんだかちょっとピリピリしちゃって元気がない時にちょこちょこと読んだ。読了日なんてあってないようなもの。だって、いつだってお気に入りの詩を繰り返し読んでいたいから。ブローティガンのおちゃめでちょっと切ない独り言に一人微笑む。少し優しくなれる。優しさゆえの軽さ。優しさに隠れている寂しさ。もし私が「死につつある時に最後に思い浮かべるのが溶けたアイスクリームだとしたら」彼はこういってくれる。「Oh well,call it a life.(そうだな、そういうのが人生かもな)」他の彼の作品も高橋訳で読んでみたい。

2016/09/22

ロビン

高橋源一郎の訳だが、対訳になっているので原詩を参照しながら読むことができる。結構意訳されているので「なぜこう訳したのか?」と考えながら読むのも楽しい。なぜか本の中にカラー印刷の「トントン大相撲セット」も収録?されていて、ブローティガンに通ずるそのとぼけたユーモアに嬉しくなる。「LPサイズのライオン」「ぼくの傷を収納した引き出し」「言葉のハイウェイ」など独創的な詩的な表現が、短い詩のなかできらりと光っており、理解できたとは思わないが、面白かった。ほかの詩集も原詩で読んでみたくなったが、入手が難しいかな・・。

2022/08/20

sasa-kuma

1度目は昼間に、そしてピンときて2度目は家族が寝静まった夜中に読む。私の中ではブローディガンの詩は冬の夜のイメージがぴたりとはまることを発見。雨が降っていたらなお最高。江國香織さんの「活発な暗闇」からの読書。心地よい。

2016/02/22

ちぇけら

しみじみと詩だなあと思うもの、おやこれは詩なのかなあと思うもの、そうかこれも詩だったのかあと思うもの、それは驚き、悦び、感動、興奮、嫉妬、さまざまな感情の味わいを五感に与えてくれる。ゲンイチローさんの優しい訳ももちろん素敵だけど、原文の洗練された「くそったれ」がなんとも心地よかった。タイトルのみの詩もいくつか収録されている、その詩集さえも大きな詩のように感じられる。こうして感想を書いているぼくも、この本が並んでいる本棚も、本棚をとりまいている空気さえも、詩なんじゃないかなあと思ってしまう。詩だなあ。

2018/07/02

夏帆

二階堂奥歯さんの『八本脚の蝶』に出てきたので読んでみました。何度も読み返してしまう詩がいくつもありました。これは詩なのか?と思うものもあり、不思議な本でした。英語と日本語に翻訳されている詩どちらも載っているんですが、難しい単語は出てこないので読み比べるのも面白いです。またいつか読み返すと思います。

2020/07/08

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