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消失: ポ-ル・オ-スタ-詩集

消失: ポ-ル・オ-スタ-詩集

消失: ポ-ル・オ-スタ-詩集

作家
ポール・オースター
Paul Auster
飯野 友幸
出版社
思潮社
発売日
1992-12-01
ISBN
9784783724285
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消失: ポ-ル・オ-スタ-詩集 / 感想・レビュー

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マッピー

とても『言葉』を大事にしていると感じました。 言葉を尽くして飾り立てるのではなく、そぎ落としてそぎ落としてむき出しになった言葉の意味を、ぐいと突き出された気がします。 でも、私にわかるのはそこまで。 一つ一つの言葉の選択。 改行の位置。 隅々まで神経をいきわたらせているのであろうそれらを、私は多分受取れていないと思います。 やっぱり小説が好きなんだなあ。

2015/02/17

Cell 44

「触れられた石から/そのとなりの名づけられた/石へーー地であることーー手のとどかない/燃え殻。おまえは/ここに眠るだろう 声は/石に繋留され この家をうろつくーー/破壊されてもなお火に耳をすます/家のなかを。おまえは/はじめるだろう。/自分の体を灰から/引きずり出すことを双眸の重荷を/負うことを。」(「発掘」)この耳がひりひりするような、言葉として危うい場所を踏んでいるような緊張感は印象深い。後半の詩はだんだんと読みやすくなっている、が。

2015/01/08

nisico

まるで/声がやんでしまったところでも/はじめることができ/わたしは/語りえない//ことばの響きになったかのように。//これほどの沈黙が/もの思う/この肉の中に生まれ ことばの/打ち響く太鼓を/孕み こんなに多くのことばが//内なる広い世界で/失われ そうしてわかった/知らないうちに//わたしはここにいたのだ と。/それこそが世界であるかのように。 (「私をしのんで」)

2014/01/06

モンとブラン

石の味を知ってる人

2014/02/22

yeahne

輝ける閉塞感。

2009/07/18

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