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MUJIN -無尽- 9 (9巻) (ヤングキングコミックス)

MUJIN -無尽- 9 (9巻) (ヤングキングコミックス)

MUJIN -無尽- 9 (9巻) (ヤングキングコミックス)

作家
岡田屋鉄蔵
出版社
少年画報社
発売日
2021-11-30
ISBN
9784785970437
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MUJIN -無尽- 9 (9巻) (ヤングキングコミックス) / 感想・レビュー

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眠る山猫屋

長州征伐の裏側。紀州尾張藩が矛を収めてしまっていたのか。将軍の意志が幕閣によってねじ曲げられてしまったから、後に禍根を残してしまうという悲劇。水戸天狗党も然り。藩内政争の生贄であったという仮説。一年先が分からない時代に伊庭八郎は生きていた。まわりでは、嫁取り騒動でてんやわんやだが、八郎たちは三度目の上洛に向けて秘かに覚悟を決めていく。先行きの見えない時代、それは今も同じか。

2021/12/01

Die-Go

幕末において、伊庭の小天狗と呼ばれた剣豪伊庭八郎の生涯を描く。奥詰衆としての役割をこなし、江戸での評価を高めていく八郎。縁談話や、歌川国芳の弟子との絡みなどを合間にはさみつつ、いよいよ動乱の世となっていく。その中でも八郎の立ち位置は、変わらず徳川の御ため。説明が多いので、幕末の勉強にもなる。★★★★☆

2023/03/21

さとみん

徳川幕府の終焉が近付いていることを読者は知っているが、当時それを予感していた人はいたのだろうか。きな臭い時代の空気と先の読めなさに不穏なものを感じでも、将軍のお膝元である江戸の町は変わりなく続く。特に江戸の人々はそう思っていたのかもしれない。そんな江戸庶民視点の各藩攘夷浪士に対する印象の違いが面白かった。さて次で10巻と大河マンガになりつつあるが、ここから先は時代の流れがさらに加速する。心の準備をして続きを待とう。

2021/12/04

JACK

☆ 征夷大将軍徳川家茂のそばに仕える「奥詰衆」となった天才剣士伊庭八郎。尊皇攘夷運動が過激さを増す中、長州藩が天皇を奪取すべく幕府に弓を引いた事で日の本の国は荒れていく…。そんな陰鬱な物語の中でも、八郎とその仲間の何気ない会話には笑わされ、癒やされます。このマンガを読むと自然と笑みがこぼれてきます。人の優しさを描く岡田屋鉄蔵先生の作品はどれも素晴らしい。オススメです。

2022/01/02

那義乱丸

序盤に歌川国芳の名前が出てきて思わずにっこり。私が国芳を知ったきっかけは岡田屋さんのツイートだったかと。それで興味をもって、国芳展を観に行って一気にファンになった。この巻に出てくる国芳門下は月岡芳年?八郎の武者絵も観たいなぁ。月岡芳年展があったら絶対行く!後半も縁談話で八郎が家出したりとほんわかな話だけど、天狗党の件や長州の動きが描かれ、時代は確実に進み続けているのがわかる。そして、3度目の上様の上洛の話も出てきて……。巻末の伊庭家のお墓の話がとても興味深かった。

2022/03/06

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