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くたばれマニュアル!―書き手の錯覚、読み手の癇癪

くたばれマニュアル!―書き手の錯覚、読み手の癇癪

くたばれマニュアル!―書き手の錯覚、読み手の癇癪

作家
海保博之
出版社
新曜社
発売日
2002-09-10
ISBN
9784788508187
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くたばれマニュアル!―書き手の錯覚、読み手の癇癪 / 感想・レビュー

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ちぇけら

卒研関連。かなり刺激的なタイトルは、マニュアルを大切に思う著者だからつけられたのだろう。こんなマニュアルだめだ!なんとかマニュアルをかえ、テクニカルライターを浸透させようとする姿勢が全面にでた著作だろう。アメリカのタイムズ誌ではトヨタ車のマニュアルがジョークだと言われている中、いかに早く日本がテクニカルコミュニケーションの大切さに気づくことができるかで、今後の技術、産業の発展に関わってくるのではないか。

2017/03/28

Taro Yamada

「わかりやすい社会を作るためには、わかりやすいマニュアルから」という思想のもと、ユーザーにとってわかりやすいマニュアルの書き方を説明した本。主にコンピューターのマニュアルに関する記載だが、一般的な意味でも勉強になる。 「詳しい技術者ほど『あれも、これも』と詰め込んで結局『どこが大切かわからない』とユーザーに言われるマニュアルを作ってしまう」は特に耳が痛かった。内容としては半ば読み物的な要素が強いので、「するべきこと」を知りたい人は末尾の「マニュアルに学ぶドキュメント・リテラシー」から読むとよいだろう

2017/06/21

Humbaba

たとえマニュアルに記載されている情報であっても、その情報自体にアクセスできなければ何の意味もない。また、アクセスしていたとしてもその内容を理解できなければ、それもやはり無意味である。マニュアルを作るときには、一体誰が、どのような目的でそれを読むのかということをよく考えておく必要がある。

2014/07/05

こういう本も有って良いと、思う。マニュアルについては、昔から批判が多い。ロバート.M.パーシグ『禅とオートバイ修理技術』ハヤカワ文庫NFでも、批判してありました。パーシグ氏自身もコンピューターマニュアルのライターです。

すえ

題名に反して、建設的な提言のある、易しい内容の本。操作説明指示文(=デジタル)の難しさとイラスト(=アナログに近いビジュアル)の分かりやすさが書かれている。 文章術もしっかり書かれているけど、国語教育やコンピューター業界の話も多く、浅く広い。 説明書には認知工学などの知識も大事、という学問領域を知れたので良かった。

2022/08/12

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