ホロスコ-プは死を招く (ヴィレッジブックス F ヘ 2-2)
ホロスコ-プは死を招く (ヴィレッジブックス F ヘ 2-2) / 感想・レビュー
ネコベス
占星術をテーマにしたミステリ16篇を収録したアンソロジー短編集。船旅に招待された6人が、メンバーの一人である占星術師の直言に内心を鋭く見抜かれ、次第に嫌悪感がつのり船上に不穏な空気が漂うエドワード・マーストン「魔女の予言」、意中の女性とデートする為に占星術のコラムを書き換えた編集助手の男の運命を描くピーター・ラヴゼイ「星に魅せられて」、一人の男性を巡る性格の違う姉妹の思惑とすれ違いを巧みに描いたアン・ペリー「青い蠍」が面白かった。
2021/02/10
やんも
創元推理文庫のモンク・シリーズの著者アン・ペリーが手掛けた、西洋占星術ミステリーのアンソロジー。写真で見られる帯にもあるように、ブロックの生み出した殺し屋ケラー(ケラー苦悩の大ピンチ)や、トレメインの修道女フィデルマ(かなりおちゃめ)の短編も収録。ラヴゼイは星占いの記事を勝手に変更した編集者の運命を描いてましたね。おじいちゃんと孫のケープカナデラルへの謎の旅行「水瓶座のミッション」は、アポロ世代(私はその末端)には、ちょっとウルっときましたよ。 眠れない夜や、星のきれいなリゾート地へのおともにもどうぞ。
2013/04/28
慧
★1/2
2010/05/04
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