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引きこもる思春期 (こころのライブラリー 8)

引きこもる思春期 (こころのライブラリー 8)

引きこもる思春期 (こころのライブラリー 8)

作家
斎藤環
出版社
星和書店
発売日
2002-05-01
ISBN
9784791104758
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引きこもる思春期 (こころのライブラリー 8) / 感想・レビュー

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第9846号

ちょっと前に出された引きこもりについての本。でも、多方面から引きこもりについて書かれてあり、引きこもりを具体的に考えるときの土台になりそうな本。それと、中井先生、青木先生、斎藤先生のひきこもり鼎談、面白かった。中井先生のやや脱線気味な話に和んでしまう。引きこもる人やその家族の息苦しさを緩めるのは、この脱線具合なのかもしれない。

2012/04/13

昌也

「「ひきこもり」の現在形」より。p5「ひきこもり」は臨床単位でも診断名でもない。それは例えば「不登校」などと同様、一つの状態に対して与えられる名前に過ぎない。そこにはいかなる価値判断も含まれてはいない。むしろこの点が「ひきこもり」という存在の曖昧さにつながり、多くの臨床家から敬遠されがちな原因の一つとなっているのではないか。「「ひきこもり」の症状形成と時代精神」衣笠隆幸p130「ひきこもり」という用語は、本来臨床的には患者個人の状態像を表す用語で、疾患名ではない。しかし、最近臨床現場においても・・・

2021/02/21

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