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時雨みち

時雨みち

時雨みち

作家
藤沢周平
出版社
青樹社
発売日
1990-03-01
ISBN
9784791303908
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ジャンル

時雨みち / 感想・レビュー

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山内正

安之助の話が面白くてよ 帰って来た亭主が機嫌がいい 三年前まで店をやってたが母親の治療代に金を借り明け渡す事に おきくは日雇い人だと気に掛けない 亭主に気が滅入る 隠し金を隠したまま何かの時と 突然あ邪魔してとおっとりしゃべる 安之助に気を許すおきく 思案顔に一分貸してくれと横柄な言い方をする 何度も来るようになり気味悪くなる 仕事を辞めたよと喧嘩が元でと  又安之助が戸を叩く おきくは亭主を止めた、相手になるなと 疫病神だと目で合図した!

2020/05/03

山内正

下働きのおさんは十九 日頃口を効かない ハツの時母が男と逃げ父親と二人に小川村の兼七が店に逗留し 紙漉きの買い手を探しに おさんは仕事しながら この人どっちかなと 思う やっと買い手が見つかったと言う 五つの女の子が村で待ってると 返事の声が出ない 明後日村に帰りますと兼七が その夜2階で手代と男が兼七の仕事を横取りすると聞こえて来て 去って行く兼七に涙が出た 待って兼七さん 私を連れて行って いいとも 喋れたねおさんさん 店の旦那にあの話を言おうと

2020/05/15

山内正

亭主が死んで一年今年四十になる 子供も無一人で暮らす 井戸端で若い男が倒れてた 数日前家事で知合いも親方も行方が知れず 十九だと 家に住ませ様子をみる 半月して仲間が見つかり 仕事先も見つかる これで出ていくのかと思ってた 住込みが駄目で ここに暫く置いて欲しいと ある晩嬉しそうに帰り 親方が本雇いにと言ってくれたと もしねあんたがここの養子になってくれたらと言ってしまう 暫く何も無くどうするのかと 長屋で出戻りの女おはまが来るようになり おはまと一緒になる家を出た おはまも見なくなり又一人に

2019/12/23

山内正

半之丞は五年加治藩の探索を終え 江戸に帰ったが同じ日山﨑も帰る筈 再度加治支藩へ出向いた 小出港へ行き播磨屋で働いて栄助と名でいたと聞くが一月前江戸に立った 江戸に向かう街道の峠を越え関所に 調書には一月前一人死んだと記し 名を栄助三十一とある 死体は焼却したが手に火傷跡があったと 山﨑では無いと直感した 播磨屋の女中と繋がってると 店の帰りを付けたら鍛冶屋に入り 後から男が出た 山﨑だと 声を掛け話合う素振りでいきなり 斬りかかった 左腕を刺されて 跪くと直ぐに止めを刺しに飛んだ 瞬間足を絡め首を刺す

2019/11/15

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