ユリイカ2009年10月臨時増刊号 総特集=ペ・ドゥナ 『空気人形』を生きて
ユリイカ2009年10月臨時増刊号 総特集=ペ・ドゥナ 『空気人形』を生きて / 感想・レビュー
里馬
バイト先のTSUTAYAには邦画好きがいない様で空気人形を誰も知らない。月末に入ってくるので苦手なポップを書こうかな、と。ノーマークの先輩方よ、悔いるが良い(笑)”
2010/03/12
ぐうぐう
韓国と日本、ふたつの国の映画を、なんなく越境してみせるハイブリッドな女優・ペ・ドゥナ。彼女の凄さは、最新作『空気人形』を観るまでもなく、彼女のフィルモグラフィーのその多彩さが証明している。彼女は監督の指示にあくまで従順に、意見を出すこともほとんどなく、言われたままの演技をひたすらこなすのだと言う。しかし、そうして出来上がった映画が、彼女の存在抜きではまったく成立しない、彼女の映画となっていること。それがペ・ドゥナの最大の才能だろう。
2009/10/31
にしの
是枝裕和監督の『空気人形』の上映前にユリイカで組まれたペ・ドゥナの特集号。もう10年以上も前にもなる。ペ・ドゥナはどの映画でも鈍臭そうに走ってる印象が強かったけれど、鑑賞後に強烈に印象に残る女優だ。韓国女優のオーソドックスな淡麗さとは明らかに異なるペ・ドゥナをユリイカ誌上に集う文化人たちが筆をとる。ペ・ドゥナから是枝裕和、ポン・ジュノにいたるまでさまざまな評論が掲載されており、読み応えのあるムックだった。
2022/01/10
kabuki o.
残念なのは目次に日本人の名前しか並んでいないこと。ユリイカ系知識人の正直退屈な文章よりも、韓国の映画評論家のペ・ドゥナ評とか、ポン・ジュノのインタヴューとかを読んでみたかった。あるいは、第三国の人たちの眼には、韓国人が日本人(の・ようなもの)を演じる不自然さはどのように映ったのかも気になる。
2010/02/09
かい
私はあるときあなたの風だったかもしれない。あなたはあるとき、私の風だったかもしれない。その言葉だけで全てが伝わる素晴らしい映画だった。
2013/09/27
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