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ユリイカ 2014年6月号 特集=ウェス・アンダーソン―『グランド・ブダぺスト・ホテル』へようこそ

ユリイカ 2014年6月号 特集=ウェス・アンダーソン―『グランド・ブダぺスト・ホテル』へようこそ

ユリイカ 2014年6月号 特集=ウェス・アンダーソン―『グランド・ブダぺスト・ホテル』へようこそ

作家
ウェス・アンダーソン
レイフ・ファインズ
野村訓市
蓮實重彦
三浦哲哉
出版社
青土社
発売日
2014-05-26
ISBN
9784791702725
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ユリイカ 2014年6月号 特集=ウェス・アンダーソン―『グランド・ブダぺスト・ホテル』へようこそ / 感想・レビュー

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ぐうぐう

ウェス・アンダーソンの映画をひとことで表現するならば、偏愛という言葉に尽きるだろう。偏愛とは、下手をすれば嗜好の押し付けとなってしまうものだ。かといって、万人受けする嗜好は偏愛とは言わない。アンダーソンの映画は、彼の嗜好が遠慮なく炸裂していながら、多くの観客の胸を躍らせる。どうしてそんなことが可能なのか。それは、彼の映画を観ることで、観客一人一人の心の奥底に眠っていたアンダーソン的偏愛が目を覚ますからだ。だから彼の映画は、新鮮でありながら、懐かしいデジャヴのような感覚をいつももたらせる。(つづく)

2014/06/24

酩酊石打刑

蓮實重彦と三浦哲哉の対談が興味深かった。蓮實が黒沢清や青山真司との対談で語っていた映像についての話が、より分かりやすく語られている。カットの積み重ね、どう繋げていくかに映画の本質があるということを再認識させられた。ウェス・アンダーソンの映画を「ワンショットで何でも撮れる時代に、ショットを割ることへのこだわりを捨てない」と語り、「その連鎖がフィクションとしてのリアリティーを画面に導入」しているとの発言、まさに『グランド・ブダペスト・ホテル』観賞時の感想をピタリと適切に言ってもらった感じがした。

2015/04/09

18

たまたまグランド・ブタペスト・ホテルを観て、映画の画面作りに惚れ込んだので購入。監督インタビューと三浦哲郎さんの評論がよかった。ユリイカを買ったのはこれで二度目だけど、エッセイにしては難しく、評論にしてはゆるいというなんとも言えないカテゴリの雑誌だなーと。

2014/08/01

鍵盤

レイフ・ファインズのインタビューがやはり良かった。グスタフの造形にまつわるエピソードがこの映画にはまった観客としてはいちいちスリリング。「幻を見事に生きた」グスタフは稀有な、奇跡のキャラクターだと思う。

スライ

ウェス・アンダーソンの映画は必ず観るようにしていますが、DVDでみかえしたくなりました。この本にあるインタビューや対談はどれも貴重なものだと思いました。

2014/07/15

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