ユリイカ 2019年4月臨時増刊号 総特集◎梅原猛
ユリイカ 2019年4月臨時増刊号 総特集◎梅原猛 / 感想・レビュー
壱萬弐仟縁
京都の三大「梅」先生といえば、石田梅岩、梅棹忠夫、そして、梅原猛先生だろう。谷川嘉浩「幻視する梅原猛、会話する鶴見俊輔 孤独、共同体、辺境」は興味深かった(242頁~)。鶴見は、会話を相互に開かれた実験の場だと考えていた。会話は、自分なりの仮説(定義)が、他者との会話の中で確かめられていき、他者の仮説を自分が検証していく場なのである。サークルとは、日常生活から汲み上げてきた各人の仮説を会話の中で提示し合うことで生じる「共同性」のこと(247頁下段)。
2019/08/15
玖良やまだ
哲学者(自称)・梅原猛が、今年、逝去された。その追悼集である。今日買ったのでまだ読了していないが、縁有し人達の寄稿を謹んで読ませて戴く。僕は、お札の頃から「聖徳太子」が好きで、様々な本を読んだ。そして梅原猛「隠された十字架」を読み、梅原論が大好きになった。梅原猛著作集・新旧全40巻を買った。単行本も数多く読んだ。日本の歴史を考える時、梅原論も参考にする。すべての目次で索引集を1冊作った。本棚の前を通るとき、「おい、猫と遊んでばかりいないで勉強しろ」と言われているようだ。
2019/05/30
感想・レビューをもっと見る