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ものぐさ精神分析

ものぐさ精神分析

ものぐさ精神分析

作家
岸田秀
出版社
株式会社 青土社
発売日
2012-10-10
ISBN
9784791725465
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ものぐさ精神分析 / 感想・レビュー

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yukinka

作者自身の心の苦しみと立ち向かった結果生まれた本。切り口にオリジナリティがあり、心理学の基礎知識がなくても読みやすいと思う。”自己について”の章は相当に興味深い。作者の理論が完全に全ての人にあてはまるかはわからないが、自分を考える時にこの考え方を踏まえて考察してみると、新しい視点で自分自身について考える事が出来る。この本は伊丹十三氏の本で知った。再読。

2014/07/24

SAHARA

現実自我と幻想自我。共同幻想と私的幻想。その両端の間で引き裂かれている人間たち。両端に行き過ぎると狂人扱いされちゃう。中間にいる人たちによって。それは私的幻想で生きている人が怖いから。人間は赤ちゃんのときの幻想自我を覚えているはず。無気力人間はそこを目指していると思ったり。社会にでて行きたくないひともしかり。アメリカに対して外的自己と内的自己を使い分けてるのはおもしれー考えだとおもった

2021/11/03

ponte

以下備忘録。 ・水俣病などの公害が拡大した理由の一つに、戦後の企業の側におのれ一個の利益のためではなく国全体のためにたっているのだというおごりがあったからであり、また、そのおごりを他の者たちもある程度容認していたからである。 ・人間においては育児本能が壊れてしまっており、動物の親と違って、産んだ子を育てないことができる。 ・人間の欲望の満足は、自己保存または種族保存のためには必ずしも必要ない。それどころか有害なこともある。人間は無益に自他の生命を殺傷する唯一の動物である。

2018/07/16

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