討議『銀河鉄道の夜』とは何か
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討議『銀河鉄道の夜』とは何か / 感想・レビュー
へくとぱすかる
『銀河鉄道の夜』ほど本文の変転した作品はないだろう。かつてストーリーが混乱していたのは作者の責任ではなく、原稿を正しく読み解けなかったから。テクスト・クリティークとは実にスリリングで、ミステリを読む、あるいはそれ以上の知的興奮が得られる行為なのだと再認識させられる。なによりも原稿の解読で明らかになった、賢治の文学観には驚くほかはないだろう。近代文学でこのような文学・世界観は賢治以前にはなく、以後も比肩できるほどの作家は、そうはいないのでは?
2013/09/28
佐々木 駿
病気のお母さんのところには牛乳がない。老母買う町あらずやつばめよ。
2016/07/31
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