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討議『銀河鉄道の夜』とは何か

討議『銀河鉄道の夜』とは何か

討議『銀河鉄道の夜』とは何か

作家
入沢康夫
天沢退二郎
出版社
青土社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784791750771
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ジャンル

討議『銀河鉄道の夜』とは何か / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

『銀河鉄道の夜』ほど本文の変転した作品はないだろう。かつてストーリーが混乱していたのは作者の責任ではなく、原稿を正しく読み解けなかったから。テクスト・クリティークとは実にスリリングで、ミステリを読む、あるいはそれ以上の知的興奮が得られる行為なのだと再認識させられる。なによりも原稿の解読で明らかになった、賢治の文学観には驚くほかはないだろう。近代文学でこのような文学・世界観は賢治以前にはなく、以後も比肩できるほどの作家は、そうはいないのでは?

2013/09/28

佐々木 駿

病気のお母さんのところには牛乳がない。老母買う町あらずやつばめよ。

2016/07/31

岸雨 三月

銀河鉄道の夜は何度も改稿を繰り返しているのは知っていたが、一度完成させた原稿からの脱却そのものを方法論として、時間軸の変化を加えた「四次元的芸術」を賢治が模索していたとは…。衝撃。改稿で消えたブルカニロ博士のシーンを読むとこの物語のテーマが「プレシオスの鎖を解く」=人間では通常成し得ないあらゆる人の一番の幸福を探すことにあるのだというのがより明確に分かってくる。そしてそういうことを求めざるを得ないところにジョバンニの、そして作家宮沢賢治の不幸があるのだとも…

2022/04/24

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