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イメージの心理学

イメージの心理学

イメージの心理学

作家
河合隼雄
出版社
青土社
発売日
1991-11-01
ISBN
9784791751556
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イメージの心理学 / 感想・レビュー

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寛生

前回の読了感の余波で再読。3度目。朝、珈琲を飲んだ後、ベストのコンディションで自らを本の前に捧げだして読まないと理解できないと感じながら読んでいく。今度も全く異なる読了感覚。自分がのんびりと生きすぎているといわれているような気がする。しっかりとした覚悟をもち、責任をもち、生きる決意をせよと言われているような強烈な感覚を憶える。それは、ヒィドュー教の寺院で体を投げだす祈りのイメージと大江健三郎の「異化」、「精神と情動の深い経験」への関連性があるのではないかとも思ったりする。全身全霊でイメージを模索すべき時。

2014/05/20

めんま

イメージについて、心理療法や精神分析学、宗教など様々な側面から論じている。特に、有用なのは「イメージの特性」の項目であった。イメージに①自律性、②具象性、③多義性、④直接性、⑤象徴性、⑥創造性という特性を認めている。納得である。

2021/09/20

りー

仕事で必要になり、読み直し。なのに、ぶつ切り時間で読まざるを得ず、集中できなかったことが悔やまれる。イメージを軽く捉えてはいけない、表面上でそれを捉えたつもりになり、手近な治療に結びつけることは、かえって深く傷つけ救いの無い気持ちにさせてしまう、という内容が刺さりました。クライエントのイメージを受け止める時、治療者は容器であれ、と。「イメージというものが、内界、外界という区別の境界上に存在している、あるいは、その区別をなくしてしまう性格をもつことを、われわれはよく認識していなくてはならない。」心します。

2019/09/05

SKH

「イメージ」考察。「イメージの心理学は『私』の心理学である」とし、ユングの深層心理学をわかりやすく解説。

2014/11/30

分かるんだけど、説明しろと言われたら難しい、つまりちょっと難しかった。今まで読んできた本の内容も総復習できた。言語の話は面白くて、私自身も言葉自体の意味のなさみたいなものを感じていました。言語化することによって意味を失うみたいなこと。もう一回読み直したい。

2019/10/20

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