子供より古書が大事と思いたい
子供より古書が大事と思いたい / 感想・レビュー
ごへいもち
受けた!この本から鹿島茂が始まった
愛書卿
愛書家として有名な作家の心中も理解できるが家族の理解がないと難しい。
2016/11/20
JunKawa
『コレクションというのは、コレクターの個性というものが最大限に現れる、「私」の最も直截的な表現行為なのである。いやむしろ、ある種の創造行為、あるいは一つの「思想」と呼んだほうがいい。なぜかといえば、コレクションというのは、この世に存在しているものを集めることで、この世にまだ存在しない「なにものか」を作り出す行為なのだから。』
2014/10/13
駄目男
この世にはどんなにくだらない物でも、それを収集している人が3人は居るという話しを聞いたことがある。 勿論、古書収集はくだらないことではない。 しかし超現実的な思考を持った女性と結婚した場合はどうなのか。 ましてや競りやオークションにまで手を出す。 古書のために借金までする! 男のロマンだからといって収集に収拾がつくのか!? ともあれ、この本は字義の読み易そうな本かと思ったら大間違い。 かなり専門的な要素も加味されているのでご用心(笑
2014/04/30
土建屋
本書のキモは書名に尽きる。 フランス古書収集病も膏肓に入り、「いずれ裁判所の執達吏が癒してくれるだろう」と「はじめに」で述べておられたが、本書執筆以来四半世紀経った先日もYouTubeでアールデコの古書について元気いっぱい解説しておられたので、破産は免れたらしいのは慶賀の至である。 その一助が本書のエッセイスト賞受賞での賞金100万円らしい。審査の諸氏も本書を読んで破産に瀕した著者に一掬の涙を流されて、受賞決定されたのではあるまいか。心温まる話である。 本書に秀逸解説の出久根達郎氏にも座布団1枚。
2020/09/13
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