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ソナチネの木

ソナチネの木

ソナチネの木

作家
岸田衿子
安野光雅
出版社
青土社
発売日
1996-10-01
ISBN
9784791754809
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ソナチネの木 / 感想・レビュー

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Maiラピ

夢の中をふあふあ彷徨う詩と安野さんのイラスト。岸田さんと言えば、ジル・バークレムのブランブリーヘッジ。昔、大好きで本を揃えて、ロイヤルドルトンの食器も集めたっけwやなせたかしさん編集「詩とメルヘン」に掲載。「詩とメルヘン」懐かしい。『この村では誰も怪しまなかった じぶんたちが絵の中にとじこめられているのを 水の光さえうごこうとしないのを』私もよくこんなふうに思う、安野さんのあのたくさんの人たちが暮らす絵を見て、そして安野さんの敬愛するブリューゲルの絵の中の忙しく動いている人たちを見てると。。。

2012/02/12

まきこ.M

アンティーク風の温かみ感じる茶色に、時計の塔や太陽の馬車の絵。想像くすぐる四行詩が出迎えてくれる。少しカタコトしたオルゴールのような音楽が頭の中で鳴り響きながら。ハーモニーには風の音色に小鳥の歌声、そこに星の効果音に陽にやけたどんぐりのリズムが加わり時々汽笛の音が空気を揺るがし、主役の詩が絶妙なバランスで全てを包み込んでくれる心地よさ。「となりの館では、チャイロ・ウイスキイが、茶色の夕焼をひとりでのんでしまった」「まぶしい花火の終わったあとで、あの人は一本の線香花火を取り出す。忘れものを思い出すために」

2015/03/27

pocco@灯れ松明の火

楽器の音や風の音が聞こえてきそうな詩と絵。理解が出来なくても感覚で感じたい詩。 私の気に入った詩は「雲の端をほどいて セーターをあんであげた」と「地球に 種子がおちること」

2012/02/12

ぱせり

昔見た懐かしい風景や、嘗て知っていたような気がする感情が呼び覚まされるような透明な詩句・・・気がつけば安野さんの絵を透かして楽譜がうっすらとのぞいているのです。やっぱり音楽の本なんだ、これ。楽譜からはみ出して、本からもはみ出して、音楽がこぼれだす。

2010/01/31

雨巫女。@新潮部

《書店》絵も、言葉も踊る、上質な大人の為の絵本。

2012/03/28

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