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文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ

文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ

文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ

作家
斎藤環
出版社
青土社
発売日
2001-02-01
ISBN
9784791758715
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文脈病―ラカン・ベイトソン・マトゥラーナ / 感想・レビュー

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ころこ

著者の主著といってよい最初期の本書ですが、第5章から『戦争美少女の精神分析』が生まれるなど「原液」のアイデアに満ち溢れています。書き慣れていないせいか文章のリズムが無く、読み易い配慮に欠けていることは否めません。第13章が本書の主題ですが、脱ラカン・メタ精神分析としての器質的ベイトソン学習理論を提唱しています。このモデルは精神分析を全く否定しているわけではなく、精神分析主体と器質的主体のカップリングであり、学習理論が可謬的で、オートポイエーシスであるということは審級が無いという現代性を持っています。

2022/04/20

またの名

顔=固有名=コンテクストという困惑させる定式を出だしからぶち上げて、批評対象に相応しくされた奇妙なリズムの文体で漫画等のサブカルを分析し、理論編でラカンをドゥルーズ、ベイトソン、マトゥラーナと結合。心因性に特化した精神分析の行き詰まりをむしろ器質論的な理論で解決させる、途方もないキレキレの論考集。合間に挿入されるサブリミナル論、気質論、人格概念の批判が想像的なナルシシズムを狙っているのに文体がどうもナルシシズム的な臭いを放っているという固有性が、なんとも小気味良い。全体性を断念できない独学者の件がツボに。

2014/03/02

晴間あお

用語の知識がないと読みにくい。つまり自分には難しすぎた。が、わからないなりにとりあえず読了。知らない言葉も文脈で意味がわかってくるというから、わからないものはわからないままとりあえず頭の片隅に放り込んでおく。別のどこかで「あれはこういう意味だったのか」とわかる事に期待(と言ってもそんなに覚えていられないけれど)。ベイトソンの学習はなるほどと思った。何事もただやるだけでは効果は薄いと思っていたけれど、それは学習の学習の必要性をなんとなく意識していたのかも。ある知識は別の文脈で役立つ事もある。

2018/05/09

PukaPuka

ベイトソンの学習とオートポイエーシスの話には乗れず。

2020/06/27

出口求

な、長かった…齋藤環氏の書籍をある程度読んでいる、そして齋藤環氏が好きな人向け。最初からこの書籍から入るとかなり高い確率で挫折する。しかし、ある程度(特にラカン関係の書籍)を読んでいればこれほど示唆に富んだ書籍もないのでは?と思うくらい面白い。特に「主体の二重性」にまで論を突き詰めるあたりは読んでいて感心した。評価は高いけれども、初心者向けではないので氏のライトな書籍を読み終わった方はぜひ。

2010/02/23

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