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映画のこわい話―黒沢清対談集

映画のこわい話―黒沢清対談集

映画のこわい話―黒沢清対談集

作家
黒沢清
出版社
青土社
発売日
2007-10-01
ISBN
9784791763702
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映画のこわい話―黒沢清対談集 / 感想・レビュー

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しゅん

黒沢さんの朴訥とした語り口がかわいい、と思わず表明したくなる愛らしさ。あの不穏で不合理な映画を作る作家が素朴に会話している様子を頭に浮かべると微笑ましい気持ちになる。万田邦敏との対談が強烈で、けんか腰に抑圧がなければ成熟はないと詰め寄る万田に、僕は成熟を拒否している、成熟なんかしたら面白い映画は撮れないと言い返す黒沢の構図がとにかく面白い。唐十郎、楳図かずおといった多ジャンルの巨匠との会話も興味深いが、高橋洋との映画を教えることのジレンマについての会話が一番熱い。「教育」そのものの矛盾を突いているから。

2017/12/31

王天上

映画を観はじめたころに観た「スイートホーム」はほんとにつまらなかったが、いろいろ苦労があったんですね。それなりに量を観たので、もう一回観てみようかな。

2017/11/24

まさやん80

黒沢清監督が10人の人(主に映画監督)と対談した本。中でも、盟友と称される青山信治、万田邦敏、高橋洋との対談では、黒沢さんもリラックスして喋り、彼の本音も垣間見える。黒沢清の映画はかなり特異なポジションにあるが、本人は娯楽映画を目指しているというのが面白い。最後の蓮實重彦との対談では、さすがに蓮實さんの目の付け所が深いと感心。

2019/04/21

ミヨ氏

黒沢監督の映画は面白い。面白いけど、どこか手の中からすり抜けるような感覚がある。果たして対談集を読めばその抜け落ちた感覚を取り戻せるか。美学校での教え方の苦心話や同胞とのプロへの道の振り返り、そして最後には蓮見大先生との楽しそうな話では、非常に興味深い話が聞けた。本当に楽しく映画を撮ってるんだな、けど、持ち込まれた企画を引き受ける受託方式の職人なんだな、と分かった。しかし最終的には映画は表象へのフェチズムで、廃墟が面白いのは廃墟が面白いからだというトートロジーに陥ってしまう。しかし面白い。映画はこわい。

2021/07/02

HENSHUU

各映画人との対談で、黒沢さんはじめ、「そういうことを考えながら映画を深めていっているんだな」ということが垣間見れて、非常に興味深いです。が、その中で唐十郎さんとの対談は、唐さんの戯曲のままのシュールな語り口(意味はよくわからないが膨大なイメージが伝わってくる)に圧倒されました。

2021/01/21

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