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ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略

ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略

ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略

作家
飯田一史
出版社
青土社
発売日
2012-04-10
ISBN
9784791766499
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ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略 / 感想・レビュー

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佐久間なす

Amazonのランキングで一位になったライトノベル作品を徹底的に分析した本です。 作品を分析するというより、商品を分析するというような考え方についていけないところがあり、そこまで面白いとは思えませんでした。 もしかしたら、ライトノベルは自分の領域にはない文化なのかもしれないです。

2012/07/18

ミタカノミタカ

成功するラノベの共通要素として「楽しい」「ネタになる」「刺さる」「固有性」の四つを挙げ、ベストセラー作品がそれらの要素をいかに獲得しているか戦略を分析。扱っている作品は『とらドラ』『バカテス』『とある』『ハルヒ』等々。12年の刊行当時としても古めの作品ばかりだが、未だに書かれていることはブレていないと思われる。具体的な文章術を扱っている訳ではないものの、ある種技術書めいた体裁にもなっている。ラノベを商品として見る眼はあまり持っていなかったので、新鮮な気持ちで読めた。また新たな楽しみかたを教わった気がする。

2018/06/25

yyhhyy

元ラノベ編集者による10代オタクの好む作品傾向分析。最近のオタクは明るく、自意識もこじらせていない為に前向きな主人公を好むという指摘は昨今の売れ筋作品の傾向を的確に説明できています。とても良い本でした

2014/05/13

鳩羽

売れるライトノベルの作品分析も面白かったが、若い世代にはオタクというのは一種のキャラクターみたいな扱いになってる?という軽さみたいなものも興味深かくて、いろいろ納得してしまった。売れているラノベが、こういう明るく前向きで、旧世代のオタクがそっぽを向いてきたような現状肯定の方向を向いているようなものならば、空気のような娯楽として手に届くところにあればいいのかなと思える。

2012/04/18

in medio tutissimus ibis.

ライトノベルは十代のオタクを対象にしている為、形態は小説だが、競合するのは他ジャンルの小説よりアニメやゲームである。販売形態からして狙うべきは大当たりではなく、継続的にシリーズを出版し、新刊がすぐにはける事だ。従って必要なのは、個性は無論の事、手に取ってもらう為のポジティブで派手な娯楽性とオタク層に訴える話題性、そして万単位のファンをシリーズに掴んで離さない為の感動的なストーリーやキャラクターの関係性の変化である。分析自体は剣豪小説等にも敷衍可能そうな骨太なものである一方、用語が一々しっくり来ないのが憾み

2023/06/16

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