動物たちの心の科学 仲間に尽くすイヌ、喪に服すゾウ、フェアプレイ精神を貫くコヨーテ
ジャンル
動物たちの心の科学 仲間に尽くすイヌ、喪に服すゾウ、フェアプレイ精神を貫くコヨーテ / 感想・レビュー
yooou
☆☆☆★★ 動物たちに心があることは僕も確信を持っているのだけど、それがどのようにして、どうなっているのかが知りたい訳だったのだけど、そっちには行かず、事例ばかりが繰り返される。そして我々はこうした動物達とどう付き合っていくのかという点では、むむむそう来たかという感じ。そんな極論では解決しないし、相手にもされなくなるんじゃないかと思ったけど。
2016/09/11
なか
・p21 情動は私たち祖先からの贈り物であり、人間も動物もそれを受け取っているのだ。このことを絶対に忘れないようにしよう。
2018/01/08
tama_lion
「擬人化はヒトと動物の心性の進化的連続性の表れであって否定すべきものではない」みたいなことを言ってるけど、それだと「間違った擬人化」や「ただの押しつけ」は存在しないはずなのに、そういうのがあるのは認めつつ、でも「慎重な擬人化」がそれとどう違うのかちゃんと説明されてなくて、なんか混乱してるなあと。フィールドでの野生動物研究から種やハビタットの保護ではなくてこういう愛護方面に行く人はわりと珍しいので、どういう現実的動機があったのか気になってたけど、あんまり触れられてなかったな。
2014/09/16
コン
少なくとも英米圏において動物は「モノ」だったのに科学の発達によって「ヒト」になっている、あるいは扱いはそうなるべきという主張。しかし動物の情動を「発見」って大したことかと思うし、何より思想のブレが極端。イルカや鯨、犬猫が英米圏で「人権」が付与されてるのに、狐や猪、カンガルーはハントするという欺瞞。第一、科学的に植物や昆虫にも情動があるとされたらどうするのか。 動物の福祉は重要。だが人間も「ケモノ」であり、一生命体に過ぎない。著者の主張には、情動ある「ヒト」は特別であるという前提が相変わらずある。
2014/07/01
Kunio Hanaoka
仲間を埋葬するゾウ。ホホジロザメから人を守るイルカ。えさのハムスターと友達になったアオダイショウ。誘拐犯から少女を守るライオン。動物たちの力は計り知れない。で、人間の力は‥‥?。
2014/05/20
感想・レビューをもっと見る