惑星の風景 中沢新一対談集
惑星の風景 中沢新一対談集 / 感想・レビュー
雲水峡
意外にも初の対談集とのこと。中沢先生のファンなのである程度の著作は追いかけてきたが、「心と精神の考古学」「芸術人類学」の提唱から前に進んでいる感じが残念ながらしないので、そろそろ創作に手を付けたらいいんじゃないかと勝手に思う。むしろしてほしい。冒頭の巨人三名と、河合隼雄との対話を要再読。晩年の吉本隆明は重要だが、本当に何を言ってるのか分からないところがありイラっとした。その他、全く興味を持てない対話もあった。
2014/11/11
NагΑ Насy
杉浦日向子はこの本の対談で知った。対談の初出は2008年なのだけれど、杉浦日向子は2005年没なので、むかしの対談を特集号向けにリライトした再録の初出ということなのかしら。話し言葉で、ユリイカ向けにちょっと話しておくと、みたいなのは話しているようで実は後から書き足していたのかもしれない。マンガ雑誌の連載は無理だけれど小説雑誌の8ページなら、描けるとその中で彼女がいっていたのは、内容だけでなくて体調のこともあったのか。よく知らないけれど、漫画をかいていた期間はそんなに長くなかったのかなと思ったりした。
2014/11/02
S.コーニック
死んだ言葉と生きた言葉の交流やその反転を楽しみながら自分たちの知見の幅広さと深度を見せられることに知の刺激を持って満足に変える人による対談集。巷の労働者たちが肉体を駆使して得る深くて重い知見に、あなた方の死に瀕した肉体から戯れる空論の数々は全く軽くて釣り合わない、と、(労働者側の)私は思う。
2018/05/22
Iwata Kentaro
中沢新一は実に久しぶり。余裕がなかったのだ、たぶん、対談相手の多くはすでに故人である。それも本書の皮肉な価値だ。エコロジーの議論がとても勉強になった。
2019/01/13
ss
レヴィ=ストロース、細野晴臣との対談
2019/02/20
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