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cocoon on stage

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作家
今日マチ子
藤田貴大
出版社
青土社
発売日
2014-07-18
ISBN
9784791768035
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cocoon on stage / 感想・レビュー

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白黒豆黄昏ぞんび

わたしのお祖母さんの世代かなあ。少女から大人になる年頃に、なぜ?と問うことも許されずに死んでいった女の子たちを想うとやりきれない。女の子の視点で戦争を捉えるこの物語はわたしの皮膚感覚に近いようなところまで迫ってきました。もしかしたらわたしだって彼女たちになっていたかもしれない。もう同じ過ちは繰り返してはならないと思います。

2017/04/30

アイアイ

音楽を愛してきた少女たちが、銃撃に襲われ逃げて一人ひとり死んでいく話が恐ろしかった。 崖から飛び降りて死ぬ事を選ぶのが唯一自由、読んでて辛かったけれど対談の「ただ生理的に「やだ」とはねのける事は簡単で。でもそれは、この世界の半分しか見ない事になってしまう」という言葉に押されて読んだ。舞台をみていないので想像しか出来ない音ですがチェロで背筋が凍るほどの銃弾の音を表現できるのね。▽図書館

2017/06/02

深夜

劇団マームとジプシー主宰の藤田貴大が、今日マチ子の同名作品を舞台化し、そのシナリオを書籍化したもの。戦時下に儚く散って行ったひめゆり隊を下敷きに、16歳という若さで、まだ大人の女性になるということも知らぬ繭の中に篭ったまま死んでしまった少女たちの、その曖昧な中間地点でもがく感情の揺れが描かれている。繊細な感情表現や、これまでの作風とは異なる今日さんの暗澹たる絵柄など、特筆すべきはたくさんあるが、やはり一番は生の舞台で、生身の人間が演じているのを見ることだろうと思った。登場人物が多いので、文章では難しい。

2018/01/14

マツユキ

漫画だと思って借りたら、舞台の戯曲でした。よく分からないまま、読み始める。漫画より登場人物が多い。気が合わない子がいたり、印象の薄い子がいたり、そんな少女たちの日常に、戦争が…。死ぬのも残酷、背を向けて、生きるのも残酷。音楽を取り上げているのも、舞台ならでは。どんな音だったんだろう。舞台をそんなに見たことがないので、想像もできず、見に行きたかったなあ。2013年上映。今、2021年、オリンピックというのも、漠然と思う所がある。描き下ろし漫画に、舞台写真、座談会も収録されていて、読む応えがありました。

2021/07/24

NагΑ Насy

みたくないものをそろそろ直視しないと、やばいなって。くさってぐちゃぐちゃで、どうにもならんようなんでも、みないことにはもう壊死してくだけだからな、どこからどう手を付けていいかわからなくても手を入れないことには、みなくてすむならみたくないけれどみないではもう先に進めない。吐き気。mina mono gram と続けざまに読んだら吐きそうになった。いや、悪いんじゃなく。強いから、なんだとおもう。

2015/05/29

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