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ブラック化する教育

ブラック化する教育

ブラック化する教育

作家
大内裕和
斎藤貴男
佐々木賢
児美川孝一郎
今野晴貴
出版社
青土社
発売日
2015-05-25
ISBN
9784791768639
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ブラック化する教育 / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

斎藤貴男氏:文科省の役人、政治家、学者、マスコミは全て自分自身を勝ち組と思いこんでいる(26頁)。大内裕和教授:官僚が新自由主義のエージェントとなっていること(33頁)。斎藤氏:安倍総理は再チャレンジを言うが、フリーターにしかなれないのが現実(42頁)。まさに、湯浅誠教授のすべり台社会そのものが格差社会で、総理は2回目できるが、正規に返り咲くことはふつうの人には年齢アウトで無理ムリショー。

2015/07/06

まゆまゆ

対談集。ゆとり教育が改正されたのは新自由主義を助長しただけ。エリート教育実習主義で差別化を図っていることが実態だ。自由や選択を増やすといったかけ声は結局は格差を拡大し、自己責任を蔓延させるだけだった。頑張ればなんとかなるという精神論が教育から就職への接続時に通用しないのは明らか。しかし具体的な対策は現場である学校に丸投げ。教育が変われば世の中がよくなるといった幻想を木っ端微塵に打ち砕く内容。

2015/07/22

つじつじ

どんどん格差が広がって八方塞がりになる人びとが増えているのが、日々感じます。難しい問題が山積してますね。とにかく、ブラックバイトに関しては、身近な人や家族の助けが大事ですね。

2015/06/27

じゅんじゅん

教育の出口にはいったい何が待っているのか。教育問題と労働問題、大学を卒業しても経済的に自立できない。教育現場だけでは解決できない問題がてんこもり。希望のある社会へと旅立たせてあげたいのに、これが今のリアルなのか・・・。

2015/08/11

Mc6ρ助

『・・・日本社会が再生産不可能な状況に陥っていることを痛感しています。・・・急激な出生数の減少は、もはや再生産不可能社会の到来と呼べる状況だと思います。』(p194)それはもっともで、それが、『第一章~第四章の対談を通して見えてくるのは、新自由主義グローバリズムの暴力が「教育と労働」という領域に襲いかかっている現状である。』(p204)ことはすごくよく理解できた。良書。でも多国籍企業の要求に応じて、世界各国が規制緩和を進め、各国が同様の問題を抱える中で、日本の少子化が際立っているのはなぜ?

2015/08/22

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