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興行師たちの映画史 ―エクスプロイテーション・フィルム全史―新装版

興行師たちの映画史 ―エクスプロイテーション・フィルム全史―新装版

興行師たちの映画史 ―エクスプロイテーション・フィルム全史―新装版

作家
柳下毅一郎
出版社
青土社
発売日
2018-03-22
ISBN
9784791770595
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興行師たちの映画史 ―エクスプロイテーション・フィルム全史―新装版 / 感想・レビュー

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ヘラジカ

新装再刊も納得の名著。映画好きとしては好奇心を刺激される知識満載で充実した読書だった。言うなれば、今や現代を代表する芸術表現としてまで高められた「映画」というものの裏歴史を解説した書である。一見すると"そういう"映画に親しんできた人以外には役に立たないアングラ情報だらけだが、アメリカ人の精神性、ひいては一般大衆の性質というものが垣間見える点は、文化人類学的視点で非常に面白く読めるのではないだろうか。時代は変わってもエンタメは形が変わるだけで根本は変わらないんだろうな。

2018/04/03

左手爆弾

現代の映画は様々な分業から成り立つ。しかし、リュミエール兄弟やメリエスの時代、映画は産業化されておらず、一人が監督・脚本・撮影・主演・上映・宣伝など複数の役回りをこなした。その中で本書が注目するのは、映画の「興行」としての側面である。映画が今日のように深いメッセージ性などを求められる以前の時代には、「エクスプロイテーション」と呼ばれる観客を搾取する映画ジャンルが存在した。それは洗練よりも大衆の心に訴えかける煽情的な内容を多く含み、人々のエキゾチズムや恐い物見たさに訴えかける。

2019/11/20

Shin

映画は娯楽だとは分かっていたが、それは少なくとも文化であり、メッセージや芸術性のあるものが映画だとこれまで思っていた。しかし、本著の著者は全く異なった側面を映画に見出した。本著はそれがとても痛快である。 映画は興行だ、見世物だという発想は今までなかった。だが、その歴史を紐解けばなるほど確かに映画はその始まりから見世物だったという事が分かる。 今までに、こんなヘンテコな映画が作られていたのか。著者の映画案内は読んでいて面白く、飽きることがない。

2018/12/01

ますりん

15年前の本の新装版。エクスプロイテーション(搾取)映画の系譜を<見世物小屋>~<偽ドキュメンタリー>~<奇術・フリーク>と描き、その後はご存じエド・ウッドからラス・メイヤー、「ディープ・スロート」に「黒いジャガー」、パム・グリア、そして果ては大蔵貢に若松孝二まで、縦横にそしてほころびもなく書き上げられた傑作。 それぞれがそれぞれの需要の隙間で、傑作や名作、迷作が生まれたことをしみじみとかみしめる。

2018/04/21

pen

映画に対する観客の根源的な欲求は何なのか? を歴史を紐解きながら解説してくれる1冊で、過去に生まれたものが現在の慣れ親しんでる映画のジャンルに結び付いていることに気付かされる。 映画は映像の中だけでなく外にも歴史があるんだなと実感。

2018/05/19

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