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子育てが終わらない 新装版 ―「30歳成人」時代の家族論 ―

子育てが終わらない 新装版 ―「30歳成人」時代の家族論 ―

子育てが終わらない 新装版 ―「30歳成人」時代の家族論 ―

作家
小島貴子
斎藤環
出版社
青土社
発売日
2019-02-22
ISBN
9784791771431
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子育てが終わらない 新装版 ―「30歳成人」時代の家族論 ― / 感想・レビュー

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田中峰和

成人年齢を18歳にしようとする動きは選挙権でも実施されたが、齋藤環は逆に25歳まで遅らせる必要性を感じる。引きこもりの年齢は高くなり30歳どころか、40歳、50歳まで出現。80歳の親と50歳の引きこもりの8050問題も新たな課題に。老親の年金にすがる引きこもりは単身になれば生活保護しかない。日本や韓国で引きこもりが多いのは親子の同居率が高いから。個人主義傾向の米英仏ではホームレスが何十万人もいるが、70万人の引きこもりを抱える日本では若年ホームレスは1万以下。少子化は一人っ子率を高め、引きこもりも増やす。

2019/05/20

taka

子供はいつまでも子供と思わないで、よく似た他人と思うことは大切だ。年齢で区切って家から出すなり、同居していても家計管理をさせたり自立に向けた取り組みが必要。しかしながらそんなことをしなくても相応の年が来たら巣立っていってほしい。

2022/05/14

nino3

対談を章立てにして各省の最後に要点がまとめられていて大変読みやすい。耳の痛いことばかり。例として、「評価のフレームを外すと楽になる」「子供に対し、決めつけ、逃げ、分担、威圧、提案はコミュニュケーション不全を起こすので避ける」「親子は自分達の役割を終えるタイミングを用意する」などなど。共依存だなと分かっちゃいるけどやめられないのは、子供を自分を助ける道具にしているということなのかな。

2021/02/23

もか_れる

親も子も思考が強固になってる年だから問題解決難しそうだなぁ。子がひきこもりになる(家庭)環境を「ひきこもりになるシステム」が作られてしまっていると捉えて、そのシステムの元は染み付いてる習慣だったりするので、まず習慣を見直してみるという方法はひきこもりに限らず他の問題解決にも有効だと思った。

2020/04/05

sazen

★★★★★今後の子育てにすごく役立つ!内容。成人した子供に対する態度の取り方しか書かれていないけど、結局はコミュニケーション論の話。ニートやひきこもりを想定した内容だけど、理由がどうあれ成人した子供と同居する全ての親が読むべき。子供が30過ぎても自立しないなんて、怖くて想像したくないけども、結局親子関係を固定化してしまう親側による影響も強いのだね…。しかし、成人してもそんなにパパママと一緒に居たいかねぇ?自分だけの世界を築きたいと思わない子供の心境が最後まで分からない。まぁ、色々と楽でしょうけども。

2020/02/04

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