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パウル・ツェラン全詩集〈2〉

パウル・ツェラン全詩集〈2〉

パウル・ツェラン全詩集〈2〉

作家
パウル・ツェラン
Paul Celan
中村朝子
出版社
青土社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784791790821
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パウル・ツェラン全詩集〈2〉 / 感想・レビュー

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まつ

喜び、悲しみなどの基礎的な感情は、ひとにより大きさの違いはあっても、全ては相似形を成している。だから感受性さえ豊かにすれば、見ず知らずの他人でも、その心を感じて共振することができる。ツェランの体験は想像を絶するものかもしれないが、彼・彼女に共振することはできる(と思う…)。/『糸の太陽たち』は、死と背中合わせの生命力を感じます。その中の(冬になり始めた)の一節が好き→「-けれど一度も お前はただの鳥や果実ではなかった-お前が 歌って手に入れた、星に唾を吐きかけられた あの超音速-翼の 金色の影の只中に。」

2020/10/20

AR

初めて詩を読んだかのような感覚。本当に詩を読むとはこのことだったのかもしれない。一つ一つのパーツ、言葉が訳者の力もあって見事に組み合わされている。日本の小説家でも突拍子のない言葉の組み合わせで新鮮さを生み出す者はいるが、この人の場合はその組み合わせにしっかりと『意味』という接合剤があり、故に重みがあり、深みがある。褒めるだけ褒めたが、訳文で「わあい」や「わーい」はやっぱ、んぅ……となる。んぅ……でもまあ、仕方がなかったんだろうか。

2011/04/13

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