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文庫 いつまでも考える、ひたすら考える (草思社文庫)

文庫 いつまでも考える、ひたすら考える (草思社文庫)

文庫 いつまでも考える、ひたすら考える (草思社文庫)

作家
保坂和志
出版社
草思社
発売日
2013-12-03
ISBN
9784794220219
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文庫 いつまでも考える、ひたすら考える (草思社文庫) / 感想・レビュー

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アナクマ

わからないことはわからないなりに考え続けてみる、それは年をとってもできる、というエッセイ(全体の四分の一)。もらった野菜で漬け物つけてもGDPにカウントされないが、その間にパチンコしてたら国家の豊かさが増す、そんな計算しかない社会はおかしい、ってそうだね。 ◉(p.178)人間とは自分が生きた、過ぎ去った時間に向かって無数の触手を伸ばす生き物なのだと考えてみると、「わからない」とばかり言っていた時間が自分の身体の延長となって、自分の生が別の意味を持って新たにはじまるように思われてこないだろうか。

2018/01/02

アナクマ

(p.213)自分の影響が及ぶ範囲なんてものすごく限られたものでしかない。しかし(その狭い領域で)、死んだ後になってもしばらくの間は影響は残る。きっぱりと自分と世界の関係が終わるわけではない。

2018/10/20

アナクマ

(p.210)自分のやり方よりいいなと思うとBさんは自分のいままでのやり方をあっさりと捨ててAさんのやり方を取り入れる。自我の境界がはっきりしていなかったからだ。Aさんの手先の動きを見るBさんは、時間が経つとその手先がAさんのものだったか自分のものだったかどうでもよくなっている。大事なことは、いままでよりも有効な動きが自分の中に生まれたことであり、それが群れの中に共有されてゆくことになる。

2018/10/20

ぽち

読みながらいろんなことを考えていたのだけど、その中身はほとんど忘れてしまった。パラパラとでも読み返せば蘇ってくる記憶もあるのだろう。私は功利主義というものに何故だか非常な抵抗感を覚えるのだけれど、文中に書き込みをしたりノートをつけたりしながら読めばより身になる読書になるだろうしそのほうがいいとは思うのだけど、例えば佐藤優氏のような巨大な読書人に強烈な断言を突きつけられたりすると、とてもうろたえてしまう。付箋は3枚貼った。速読系の指南書は定期的に気になってしまう。

2014/12/05

Ichiro Toda

当たり前のことを言っているようなはじまりから、思考の森に迷い込んでしまったような終わりの作品が多いが、こういうことを考える時間をとること自体が人生を豊かにすることのように思える。役に立つとか内容を覚えるとかそういう観点ではなく、自分の深いところに投げ入れておいて、ふとした瞬間にそれが浮いてくることがあればいいなというくらいに読んだ。こういうエッセイは、自分と筆者との間に理解が成立すればそれで終わりで、しなければ面白くないということになってしまうけど、それだけで終わりにしたくないなにかが本書にはあると思う。

2016/01/13

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