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オタクとは何か?

オタクとは何か?

オタクとは何か?

作家
大泉実成
出版社
草思社
発売日
2017-04-20
ISBN
9784794222725
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モンハン漬けの潜入取材で見えた「オタクとは何か?」10年にも及ぶオタク生態調査の集大成

『オタクとは何か?』(大泉実成/草思社)

「オタク」という言葉が一般的に使われるようになって久しい。名付け親は編集者の中森明夫だといわれているが、現在ではアニメやマンガ、ゲームなどにのめり込んでいる人を指す言葉として定着している。しかし、車やファッションが好きな人は「オタク」ではないのか? そもそもただのファンから「オタク」と呼ばれるようになる基準はどこにあるのか?

 ゼロ年代初頭からオタクの実態調査に取り組んできたライター、大泉実成氏の集大成となる一冊が『オタクとは何か?』(草思社)である。体験取材や識者との対談を通して明らかになる「オタク」の真実は、「オタク」に対してなんとなくネガティブなイメージを抱いている読者にも、新しい視点をもたらすことだろう。

 大泉氏は特にアニメやマンガに惹かれることなく生きてきたが、『新世紀エヴァンゲリオン』との出会いで衝撃を受ける。生まれて初めて二次元ヒロインの綾波レイにハマってしまったのだ。

 どうして人はアニメに心を奪われ、キャラクターに恋をするのか? その理由を『萌えの研究』の中で綴ったものの、大泉氏にはまだ釈然と…

2017/7/2

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オタクとは何か? / 感想・レビュー

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Susumu Tokushige

『オタクとは何か』について、非オタクの著者(自称)が、アニメ・ゲーム・識者との対談を通じて解明していく本。1970年代までは、物事に詳しい人は『ハカセ』と呼ばれていた(鉄道ハカセ、怪獣ハカセなど)。変人扱いはされても尊敬を集めていた。しかし、大阪万博を最後に急速に色褪せ、80年代にはハカセから『おたく』という別称になった。確かに。また『ハカセ』という呼称に戻して欲しい。『書籍ハカセ』なら言われても良い。本書は『オタクは存在しない』と結論付ける。もともと存在しない理由をペルソナやアニマを用いて解説。難しい。

2018/03/13

伊野

未知なる対象へ接近、同化し、また離れて分析する。フィールドワークの手法を用いたルポルタージュ。著者も楽しく同化していたと思われる。「オタクの不在」という主題に対する答えは、理解は出来るが普遍性へ向かっているため些か物足りない感はある。しかしながら、この結論が出るまでの過程が非常に面白く興味深い。オタクの系統分類としての密教型と顕教型というのも確かにあると思った。終盤の共感と感情移入と萌えの話はもう少し掘り下げて欲しかった。

2018/11/23

勉誠出版営業部

大泉実成さんの『オタクとは何か?』を読了。自身がアニメショップに勤務し、「オタク」と言われる人たちを観察し、タイトルどおり「「オタク」とは何か?」を考察した、一種のルポルタージュ作品。結論には賛否両論はあると思いますが、いわゆる「オタク論」の一つとしてはなかなかに興味深いものでした。

2017/11/25

ゆげ

「オタク」の定義は何?、というテーマからは離れた内容が多かったが、個人的にはそっちの方が面白かった。1961年生まれで「オタク第一世代」である著者が見てきたオタクの世代の変遷、ゲームショップのオタク店員への潜入取材がとても興味深い。

2019/06/28

なべさん

ネットでオタク認定された著者が、フィールドワークと称し某レンタルビデオ店でバイトし、オタクたちと交流しつつオタクとは何かを探求する。が、著者が吐露したように、途中からテーマ自体がどうでもよくなっている。ユングを援用した考察よりも、純粋に著者と若者たちの世代を超えた交流の記録として面白い。職場の若者たちとアニメ・マンガ・ゲームに溺れ、仕事と遊びの境界が曖昧になっていくが、読んでいてどこか一抹の切なさを感じるのは、この関係がいつまでも続くことはないからだ。著者のかつての同僚たちは、今頃どうしているのだろう。

2019/03/21

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