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文庫 ある映画の物語 (草思社文庫 ト 2-1)

文庫 ある映画の物語 (草思社文庫 ト 2-1)

文庫 ある映画の物語 (草思社文庫 ト 2-1)

作家
フランソワ・トリュフォー
FrançoisTruffaut
山田宏一
出版社
草思社
発売日
2020-04-06
ISBN
9784794224507
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文庫 ある映画の物語 (草思社文庫 ト 2-1) / 感想・レビュー

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こうすけ

映画監督フランソワ・トリュフォーの著作。イギリスで撮った『華氏451』の制作日記と、映画の舞台裏を描いた『アメリカの夜』のシナリオをまとめて、映画制作の真実を語ろうとした本。めちゃくちゃ面白かった。こんなに赤裸々な内容とは。ひたすら主演俳優の悪口と、制作の不安・妥協・絶望が語られている。映画自体も、本好きによる本好きのための映画で、評価は芳しくないようだけどとても面白かった。『アメリカの夜』も、昔見たときはあんまりだったけど、見直したらすごく良かった。押井守が映画監督になったきっかけの一作だそうです。

2021/11/17

2兵

「華氏451」「アメリカの夜」の2本のメイキング本である(なのでこの2本を鑑賞済みである方が楽しめる)と同時に、この2本を通じて映画作りにおける産みの苦しみ、監督の孤独、辛さの中にある楽しさといったものが語られた書物。訳者は映画ファンにはお馴染みの山田宏一氏。ヒッチコックやジャン・ルノワールら偉大な先人監督たちへのトリュフォーの愛が伝わってくると同時に、現場における監督とスタッフ・役者の交流あるいは対立を通じて、映画監督がいかに大変な職業であるかも伝わってきた(笑)。トリュフォーが早死にしたのも職業的に

2020/12/16

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