文庫 人生しょせん、運不運 (草思社文庫 ふ 4-1)
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文庫 人生しょせん、運不運 (草思社文庫 ふ 4-1) / 感想・レビュー
古本虫がさまよう
父親が医者で、割と恵まれた家庭で豊かな経済環境で過ごす10代の古山さん。二浪したとはいえ三高(京都)に合格。しかし遊廓遊びを覚え、成績はビリかビリから二番……。毎月80円もの仕送りを貰いながら……。「あのころの八十円という金は、東京帝国大学の卒業生が、一流企業と言われる会社に勤めてもらう初任給ぐらいの金額であったようですが、その仕送りを私は一週間か十日ぐらいで使い、そのあとは食い詰めました。仕送りの大半は、娼家で費消する」いまだと毎月25万円ぐらい仕送りを貰うようなもの? それを一週間で散財するとは?
2021/05/08
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