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「日本国憲法」なのだ! 改訂新版

「日本国憲法」なのだ! 改訂新版

「日本国憲法」なのだ! 改訂新版

作家
赤塚不二夫
永井 憲一
出版社
草土文化
発売日
2013-05-31
ISBN
9784794510648
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「日本国憲法」なのだ! 改訂新版 / 感想・レビュー

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大泉宗一郎

表紙は、憲法を片手にバカボンのパパが「きみは読んでないのかね?」とニャロメを指摘しているようにも見えるし、ニャロメは図星を突かれて戸惑っているようにも見える。「え、あのバカボンのパパも憲法を読んでいるの? これはやばい!」と、自分と同じく焦った人のために、後半のページでは日本国憲法が大きな字で記載されていて、初心者のための入門書という感じがする。赤塚先生自身が描いた冒頭の漫画のなかで、底抜けに明るい『おそ松』や『バカボン』のキャラたちが「戦争はもういやだー!」と叫んでいるのを見ると、胸が締め付けられた。

2016/04/05

空猫

●赤塚氏の漫画「戦争はいたさないのだ」:小学生から読める憲法とは●赤塚×永井憲一氏の対談:戦争経験者が肌で感じる漠然とした危機感●憲法を読む前に:国民が政治の主人公。憲法は最高法規である「憲法改正は徴兵制への道」(p41)は半藤一利氏も同じ発言をされていた。●日本国憲法、教育基本法、明治憲法…学校で憲法も昭和史も教えないのは何故なのか考えてみよう。選挙に行こう。判断力を鍛えよう。日本は戦争に負けただけで隷属国になったわけではない。赤塚さんサイコー!!

2015/11/20

Mao

30年前に書かれていることにショック。当時、自分は関心を持つことなく日々の生活に追われていた。 そうやって国民の意識が向かない間に、長い時間をかけて改憲の実現に近付いてきている今がある。 マスコミも報道できず、インターネットでの情報に頼らざるを得ない今、多くの若者に気付きが与えられることを祈る。

2016/07/08

ヒトコ

「条文自体はそう長くないから読んでみたら、無料アプリもあるし」と家族に話したら、「わかりやすい解説があればいいのに」というので見つけたのが本書。初版は30年前というが、伝えたい思いは今も同じだと思った。戦争体験者の方々だからこそ語れること、漫画での子どもにもわかる憲法の精神、明治憲法と教育基本法の併載、とても良かった。頑ななる護憲ではなく、現行憲法の「平和を守り、人の命をたいせつにする」精神を護りたい、という永井さんの意見に同感。国は改憲の前に、現行25条の遵守を真剣に考えて欲しい、というのが我家の結論。

2014/05/05

しんすけ

国会で「ポツダム宣言」を読んでないと言ったアホがいた。この「平和惚け男」は憲法も読んだことはないだろう。だから、憲法改悪と日本潰滅に邁進できるのだ。本書は、●赤塚不士夫の漫画●赤塚不士夫と永井憲一の対談●永井憲一の憲法解説●憲法条文、他●で構成されている。対談で赤塚が「終戦になって、民間人のぼくたちは、軍隊が守ってくれるどころか置き去りにされた」と語っている。戦争は国のためでなく暴利目的で遣るのだ。惚け男の祖父が戦中麻薬で荒稼ぎしていた事実もある。惚け男も同類だから「ポツダム宣言」を読む暇なんか無いのだ。

2015/05/23

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