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99%のための経済学【理論編】-新自由主義サイクル、TPP、所得再分配、共生経済社会

99%のための経済学【理論編】-新自由主義サイクル、TPP、所得再分配、共生経済社会

99%のための経済学【理論編】-新自由主義サイクル、TPP、所得再分配、共生経済社会

作家
佐野誠
出版社
新評論
発売日
2013-02-25
ISBN
9784794809292
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99%のための経済学【理論編】-新自由主義サイクル、TPP、所得再分配、共生経済社会 / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

副題の新自由主義やTPPを扱っているようなので借りてきた。フォーディズムの回路を示されている(86頁)ので、親近感を覚えた。TPPをCGEモデルで説明しているのは斬新である(第3章)。但し、第3節ではCGEモデルがパラメーターが恣意的、経験的根拠の薄弱、非現実的な仮定が前提という問題点が指摘されている。内橋克人先生のFEC自給圏、ラトゥーシュの脱成長を活用するのは納得だ。TPPは外交、経済ブロックの問題だが、ローカルな発想がないことには、国益も地域益の集積との発想は出てこないのではないか? 

2013/05/25

おおにし

日本型「新自由主義サイクル」モデルの説明は納得できるものがあった。アベノミクスもこのサイクルを更に回すだけのものなので、99%の我々庶民には景気回復のメリットはないだろう。しかし、TPP推進派が自由貿易理論の説明に使う「リカードの比較優位論」のような、自国と相手国しかでてこない単純なモデルで、どうして多国間での自由貿易の優位性を説明できるのか、どうみても嘘っぱちに思える。本著で提唱される「共生経済社会」が長年の経験に裏打ちされた深い洞察からうまれたイノベーションであるなら、今後に期待が持てると思う。

2014/01/17

ミッキー

実践編に続き参考になりました。経済循環も政治的と言いきってしまうのはどうかと思いますが、視点として持っていて良いとも思います。計量経済モデルの恣意性と実績との差異について参考になりました。考えの多様性の大切さを改めて思いました。

2014/05/06

酔うた

新自由主義サイクルの欠点と、あるべき方向性を示唆するなかなかの本。ただ、ちょっと読みにくい。・・・・こういった本は、読み手のことをもう少し考えていただければありがたい。理論が良ければそれでよいのではなく・・・・

2014/01/28

ozapin

真の共生社会を作ろうというのを丁寧に解説している。

2013/04/14

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