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文字の力

文字の力

文字の力

作家
平野甲賀
出版社
晶文社
発売日
1994-10-01
ISBN
9784794948519
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文字の力 / 感想・レビュー

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marua

著者の講演を聴いて、改めて読み返してみた。タイポグラフィの奥深さとかわいらしさを改めて気づかされた。フォントの使い方なんて影響うけまくりです。92年からMac導入して現在に至るまでIllustretorとPhotoshopを使いこなしているという氏にとって、PCは「訳の分からん機械」ではなく「ツール」。年齢のせいじゃないんだよPCを使えるかどうかのスキルは。そんなことも思った。「架空装丁」の作品群は、その後も世には出回らなかったのだろうか。「不連続殺人事件」、平野装丁で復刻してほしい。

2013/11/17

doji

冒頭に付録的に差し込まれてるコンピュータについての文章を読んですこし驚いたというか、切り絵的な身体性によるデザインだと思いきや、あたまの中にある文字のかたちを出力するツールとしてのマッキントッシュを使っているということ。それがロシアアバンギャルドや街中の映画ポスターからの影響というのも、なんとも納得してしまう。つまり、理想のかたちがあたまの中にあるひとで、それを外に出すことこそが彼のデザインなのだなぁと。なんだか理想の創作観だなと思ったし、そこが惹かれてしまう理由なのが分かった。

2020/07/19

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