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公共性の喪失

公共性の喪失

公共性の喪失

作家
リチャード セネット
北山克彦
高階 悟
出版社
晶文社
発売日
1991-06-30
ISBN
9784794960610
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公共性の喪失 / 感想・レビュー

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17世紀からの家族、芸術表現、公的空間、価値意識などの変遷を追いながら、リースマンの結論を逆転。明確な社会的規準がないからこそ、「私はどう感じるか」「私はそれを信じられるかどうか」が重要視される。なんだ、現代日本に随分ぴったりじゃあないか、と私は思った。70年代中頃の本だけれども、そこから導き出される洞察は今でもとっても刺激的。 特に地域コミュニティや、昨今の分権論を贔屓目に見ている方にお勧めだが、日常の問題を深く扱っているので、メディア、友人・家族関係、都市社会などにも幅広く関わってくる。

2012/10/31

ぷほは

リースマンとエリクソンの弟子だというセネットの有名な著作。ハッキリ言ってその割には読んだ人は少ないのではないか。概説書などでは特に結論部分の「親密性の専制」という部分と序論が、リースマンら大衆社会論やラッシュのナルシシズム論などと並べて紹介されはするものの、本書の魅力はそこではなく、むしろ第二部、第三部の演劇論、芸術論ではないかと思ったり。自分の今の関心がそこにあるからかもしれないが、自身も芸術家であるセネットの本領発揮はこのへんだろう。反対にマスメディア論は随分おそまつ。『市場と劇場』再読の必要有り。

2015/10/05

samandabadra

学生時代に読んだ本。今も、いろいろなところで引いている。

あみだ

授業で。都市化が進むにつれて、公的生活の在り方が個人の内部に起因するように変容していったことをさまざまな観点から論じている。ただ、私には難しかった…半分も理解出来ていないような気がする。

2014/12/01

mayu

マスメディアの公共性についてその構造自体に問題があるとか、よく言われていることなんだけど熟読しなくてもさらっと読むだけでいいと思う。

2011/02/28

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